東京湾の核汚染、生体濃縮の可能性と魚について

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前回に続いて、東京湾の海洋汚染について考えたいと思います。

【追記】

　「１/１５　NHKスペシャル　知られざる海の汚染について」のシミュレーションでは、中央防波堤への核汚染灰の埋立には一切触れられていませんでした。

加えて、河口付近・中央防波堤近辺はプランクトンが繁殖しやすいこと、東京湾の潮流について一切触れていませんでした。

つまり、汚染の拡散はもっと早くなります。実態はもっと酷いでしょう。

東京湾の汚染と東京23区下水焼却場の管轄面積の試算について
結論から言います。
１．中央防波堤付近はプランクトンが大量発生
２．潮流により攪拌されて、全域が汚染の可能性があり。
３．東京湾全域の海産物に濃縮されている可能性がある
・スズキ　全国1位
・アサリ　全国3位
・海苔養殖全国8位

東部スラッジプラントを始め、汚泥焼却灰はたいだい数万ベクレルの高濃度になるので、この灰の行き場が問題になってます。多摩地区の汚泥灰は東京湾がひきとりました。

その場所が、お台場のフジテレビ本社のすぐ近く、中央防波堤です。
多摩地区の高濃度の死の灰を埋めるときの、飛散する映像もありました。

(1)youtube 多摩の汚泥焼却灰　東京湾に埋め立て開始

(2)Daily motion 汚染汚泥焼却灰、２７日から埋め立て開始

改めて思いますが、東京都とは酷い自治体です。
こんな海に近い所に適当に埋設して（陸もですが）、当然、海に漏れていきます。

なので、東京湾汚染の推測をしたいと思います。
中央防波堤付近は水温が高く、プランクトンが増殖しやすいことが分かります

数値シミュレーションによる東京湾の負荷削減効果に関する検討
土木工学と社会　水環境の保全－青潮・赤潮の防止－佐々木 淳

上記論文より引用。東京湾漁獲量全国順位です。このスライドは、何かと詳しいですね。

・スズキ　全国1位
・アサリ　全国3位
・海苔養殖全国8位

東京湾潮流推算を見ると、月・日・時刻によってグルグル回る潮流が分かります。

江戸川と荒川の河口付近が非常に高く、872Bq/kgものセシウムが検出されました。

シミュレーションを見せてくれていましたが、川の淡水に含まれて流されてきた泥は、海水と混ざり合う際に塩分の影響で「凝集」という状態になります。つまり、泥がだんごのようにくっついて小さなかたまりになって下に落ちていくのだそうです。

鯉渕さんの調査によると、河口から８ｋｍのポイントが一番汚染が高く、1623Bq/kgもの汚染がありました。河口が872Bq/kgですから、その2倍です。

京大防災研究所の山敷研究室のシミュレーションによると、平地から川を通じて東京湾に流れてくるセシウムは、まず6ヶ月で川に移動するそうです。そして東京湾のセシウムが最大になるのは2年2ヶ月後だそうです。東京湾はかなり奥まっていて拡散しにくいので、この汚染は10年以上続くということでした。

東京湾のセシウムが最大になるのは2年2ヶ月後だそうです。東京湾はかなり奥まっていて拡散しにくいので、この汚染は10年以上続くということでした。

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