沖縄県にあるセメント会社は琉球セメント1社です。汚染瓦礫や木屑を焼却して活用するかもしれないので、注意しましょう。


沖縄の瓦礫問題ですが、焼却灰を使うとすれば、セメントが濃厚です。
03/13 <北海道新聞3月13日夕刊掲載> 

 東日本大震災で発生したがれき処理をめぐり、道が国内セメント最大手の太平洋セメント 
(東京)と協議し、北斗市にある同社の上磯工場での受け入れに向けて調整を進めている 
ことが13日、分かった。道内で民間企業での受け入れに向けた動きが明らかになるのは 
初めて。 

 道は民間企業での受け入れを探るため、同社と意見交換を進めてきた。がれきの焼却灰を 
使ってセメントを生産する計画とみられ、受け入れ量などはさらに検討を続ける。 

北海道の事例でも明らかですが、瓦礫焼却灰はセメントの原料に使えます。
東京の下水汚泥を脱水焼却した灰や、埼玉でもセメント会社で使われています。

2012年3月3日

水道水をつくる過程で生じる浄水発生土の放射能汚染問題で、県企業局が、県営浄水場二カ所の敷地内に仮置きしている浄水発生土の一部について、セメント原料として太平洋セメント熊谷工場(熊谷市)に搬出を始めたことが二日、同局への取材で分かった。同局は「現状の搬出対象は、放射性セシウム濃度が一キログラム当たり三〇〇ベクレル程度が上限」と説明している。 (杉本慶一)
県営浄水場は五カ所あり、このうち吉見(吉見町)が二月二十日に、大久保(さいたま市桜区)が同二十三日に搬出を始めた。搬出量は同二十八日現在で計約七百二十トン。
(中略)
福島第一原発事故の影響では浄水発生土とともに、五カ所の県営下水処理場でも汚泥焼却灰から放射性物質が検出され、昨年五月に搬出を中止。県下水道局は国の基準より厳しい六〇〇〇~五〇〇〇ベクレル以下の焼却灰に限り、今年二月から県外の複数の民間処分場で埋め立てている。

というわけで、沖縄も瓦礫受け入れるとなると、セメント工場で処理する事が考えられます。
このセメント工場ですが、沖縄県で1社しかありません。


本   社/〒901-2123 沖縄県浦添市西洲2丁目2番地2

TEL:098-870-1080 FAX:098-870-1083

屋部工場/〒905-0001 沖縄県名護市字安和1008番地

TEL:0980-53-8311  FAX:0980-53-8650

E-mail:somu@ryukyucement.co.jp

□屋部工場の場所

大きな地図で見る

TOPページに瓦礫についての話が下のほうにでてますね。



■廃棄物のセメント原料化について
1,450度の高温で焼却するため、ダイオキシンをほとんど出さないクリーンな処理が可能です。
(セメント工場は通常の焼却施設と違い、ダイオキシン類特別対策措置法でも測定除外施設となっています。) 

焼却残渣が無く最終処分が不要な為、完全なリサイクルが可能です。

焼却施設でのCO2の削減が出来ることから、地球温暖化抑制に大きく貢献できます。
以上のような性質から、セメント工場におけるリサイクルは、全国でフル活用されています。


■セメント業界の廃棄物処理への貢献
全国の廃棄物の最終処分量のうち、
40%強がセメント原料化によるものです。

■各社の状況
各地域の循環型社会の中心として活用されています。
※ 東京都では、焼却灰処理のために、セメント工場を新設しました。

■沖縄の現状
最終処分先確保に一般廃棄物、産業廃棄物とも苦慮している状況です。


■当社の状況
全国各社の工場が、地域の資源循環型社会の中核として社会貢献している
状況の中、弊社も徐々に廃棄物のセメント原料化を推し進めております。
今後もセメント原料化処理の理解・啓蒙活動に勤め、循環型社会の構築を通し、
より県民の皆様に貢献できる企業となれるよう努力を続けて参ります。


現在、受入れている廃棄物
   ・焼却灰(名護市)
   ・石炭灰(電力会社) 
   ・木屑(建物解体廃材等)
   ・廃サンドブラスト
   ・建設発生土
   ・肉骨粉

   産業廃棄物処理業(木屑)開始(平成21年3月)
   名護市焼却灰セメント原料化開始(平成23年8月)
   FRP廃船処理セメント原料化実証実験(平成22年3月)
   泊港FRP廃船2隻 

■廃棄物施設に関する維持管理情報



お問合せ先

琉球セメント株式会社
事業開発部
リサイクル推進室

℡ 098-870-1076


ストロンチウムも気化します。
ストロンチウムの沸点、1382℃を超える運転をしています。

アンチモン沸点1587℃
ストロンチウム沸点1382℃
ルビジウム沸点688℃
セシウム沸点671℃
ヨウ素沸点184.3℃

<その他>半減期を迎えると、核種が変わります。中には半減期の長いものがあります。
(例)
○放射性テルル→半減期を迎えると、放射性ヨウ素に。
テルル129mの場合、33.6で半分が核種変換します。

テルル129m→<Β崩壊>→ヨウ素129半減期1500万年以上

いずれにしても、要注意ですね。
 

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