(動画)長渕剛が報道ステーションで、今の気持ちを語る。「復興、復興」という言葉です。 「きれい事を言うな」と言いたいです。




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長渕、相変わらずかっこいいなぁ。




報道SPエンディングで古舘伊知郎決意表明3/11(動画・音声・内容書き出し) 予備

2012年3月11日 


古舘伊知郎
小川彩佳
長渕剛


古舘:
こんばんは
世の中には今、ツルンツルンの言葉が飛び交っています。
この番組もそうです。


「復興、復興」という言葉です。


「きれい事を言うな」と言いたいです。
被災地の現場は、まだ、生活の再建のめども立たない方が、多くいらっしゃいます。


「あの震災から1年」という言葉を使います。
果たして、通常の一難関という形で、被災地を捉える事が出来るのでしょうか、違和感を感じます。


かく言う私も行くたびか被災地を歩かせてもらいました。
時に同情した事もあります。
深い共感を覚えた事もあります。
自分のできる限りの寄付を3つの県庁に届けさせてもらった事もあります。


しかし一方で、被災地を人ごとのようにとらえて過ごしていた時間も多々ありました。
だからこそ、きょうという日を「メモリアル」とは捉えたくありません。






いま、わたくしは、岩手県大船渡、
列車も通らなくなった、乗降客も消えてしまった三陸の駅に、
テレビ朝日の小川彩佳アナウンサーと歌手、長渕剛さんと、共に立っています。


長渕さん、長渕さんは震災後いち早くラジオで、復興支援番組で力を尽くされました。
泥まみれで作業に徹する自衛隊のところへ、慰問にも出かけられました。


そのほかさまざまな支援活動もされている。
今後もそうだと思いますが、いま、どんなお心持ですか?






長渕:
そうですね、僕はね、日本国に裏切られたと思っています。
もっとね、ちゃんとやってくれると思って信じていました。
だけども現実は燦々たるものでした。
被災者の方々に寄り添う言葉なんていうものは、僕はあんまり感じた事がありません。
だから、怒りでいっぱいです。


聞こえてくる言葉と言ったら、
産業や経営の立場からの議論や、そういう話ばっかりで、


僕が本当に聞きたいのは、「命を見つめる言葉」
そして、「本当の心の言葉」
これを、この言葉をね、欲しいだけなんです。そういうふうに痛感しています。


古舘:
そうですか。
今日、番組の最後に、メッセージを込めた長渕さんの歌を歌っていただきます。
そしてこれからの2時間半、報道ステーションのスタッフが各地で取材を進めました。
その中の一つに、長渕剛さんとわたくしで、いくつかの場所を歩かせて歩かせてもらいました。
小川さん、ここで皆さんにお知らせしなくてはいけない事がありますね。


小川:
はい、
これからご覧いただきます映像には、津波など様々な場面に災害の記録が含まれます。
御気分を悪くされたりですとか、ストレスをお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんので、
体調がすぐれない方、また特に小さなお子さんのいらっしゃるご家庭の方は充分にご注意ください。


古舘:
この番組、テレビをご覧のいま、皆様方に、その心に、響く事が出来るでしょうか。
まずはご覧ください。






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