武田邦彦教授が、大手牛乳メーカーは4月5月ヨウ素検出と内部告発を恐れて測定しなかった可能性を指摘。明治などの疑惑が消えず。




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大手牛乳メーカーが測定をしなかったことについて、武田さんが指摘しています。
放射性ヨウ素や、放射性テルルは短半減期の核種なので、現実味があると思います。

食材新基準と食生活・・・いろいろ方式 予備
(平成24年4月2日)


(中略)

ところで、水と牛乳ですが、これがかなりやっかいです。普通に考えると、水も牛乳も大丈夫です。私もはっきりした情報を持っていないのですが、牛乳は昨年の4月、5月は測定するとヨウ素が多い可能性があったので、大手の牛乳メーカーは本当に測定をしなかったようです。測定値を出すとそれが会社の中にあって内部告発されるから、測定しないで出荷したということを聞きました。確かではありません。ここは牛乳メーカーが子供の健康に関することでしたから、全データを公表するか、あるいは測定していなかったことを発表する必要があります。

(中略)

大手の牛乳メーカーで言えば、明治乳業の隠蔽体質を思いおこします。
残念ながら、明治の情報開示は、未だに不十分です。


□動画後編より抜粋 (東京や神奈川・千葉が見えないのは怪しいですね。
黄色の部分は、法令の2500倍 10000Bq/m3←右記バー(10^4)






□動画後編



上記で明らかですが、埼玉にかかっている時間があります。

食品大手の明治(東京)は6日、粉ミルク「明治ステップ」(850グラム缶)から最大で1キログラム当たり30・8ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。埼玉県春日部市の工場で3月14~20日、牛乳や水などを混ぜた原料を乾燥させた際、東京電力福島第1原発事故で大気中に飛散したセシウムが混入した可能性があるとしている。
粉ミルクについての報道です。
どうも、社内に緘口令に近いものを引いていたようですね。


(中略)

 粉ミルク問題に関しても、11月中旬からインターネットを通じて汚染情報が明治側に入っていたにもかかわらず、約2週間にわたって放置した。結局、市民団体によるマスコミへの情報提供をきっかけに、明治はやっと粉ミルクの放射能汚染を公表し、詳細検査を開始した。「業界首位の明治が、批判が広がるまで問題を無視し続けたことは残念だ」(放射能を子どもから守る会の主婦会員)と、消費者の不信感は強まる一方だ。



(中略)

粉ミルクの汚染元調査でも、明治のずさんさが浮き彫りとなった。


 「粉ミルク回収発表の前日に、原材料で重大なトラブルがあったとの社内連絡があり、当日、係長以上は社内待機とのことだった」と、ある社員は打ち明ける。ところが、「翌日の発表では、『原材料』が『空気汚染』に変わっており、皆驚いた」と言う。たった1日での原因究明に「正確に確認せずに発表したのではないのか」(服部氏)との声も上がる。

 空気汚染の可能性が高いならば、「空気を取り込むフィルターのセシウム汚染の状況を検査し、公開すべき」(同氏)だが、明治は検査すらしていない。実際にセシウム入りの粉ミルクが製造された埼玉工場は、所轄の春日部保健所が問題発生後に内部視察を行っているが、「法律違反ではないため、使用フィルターを明治が企業秘密としている以上、公開できない」としている。


経緯としては、上記のようです。明治の言い分としては、



「原乳の汚染ではない。空気汚染だ。」



という訳ですね。なんで、フィルターを見せないのかなぁと。
上記の画像でも、ヨウ素が埼玉県内にかかっている時間帯が確認できます。


※3月の埼玉放射性物質降下量(左からヨウ素131,セシウム134,セシウム137)


空気汚染だとすると、他の放射性物質が入っていると思います。

なので隠蔽したいし、フィルターの検査もさせたくないのでしょう(ガス化したものは、抜けてた可能性も否めません)。

半減期がセシウムよりも短いので、なかったことにしたいのでしょう。


□半減期、Cs134 約2年 Cs137 約30年 
Cs134    1.8×10^16
Cs137    1.5×10^16

半減期 数時間~約100日
Te129m  33.6 日  3.3×10^15
Te132  78.2 時間 7.6×10^14 => 8.8×10^16

I-131  8.0 日    1.6×10^17
I-132  2.3 時間  4.7×10^14 => 1.3×10^13
短半減期核種の中には、核種変換で再度被曝。
その後、natureで4号機の放出量がカウントされた論文あり、さらに放出推定値は大幅増加。

□明治春日部工場とさいたま市の距離感(徒歩で約17km(==))

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