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相馬市の個人線量計(ガラスバッジ)の測定結果について、医療ガバナンス学会発行のメールマガジンがありました。
線量に関らず、
値にかなりばらつきがあると記されています。
※この投稿は、
個人線量計(ガラスバッジ)の性能に言及しているわけではないです。
24時間線量計をつけていないことを要因としていますがどうなんでしょうね。
値のばらつきについては、分散や標準偏差と言われています。
身近なものでは、
テストの成績表で見かける偏差値です。
(1)10人の人間がいて、皆が55点。
(55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 )
(2)10人の人間がいて、皆がばらばら。平均点は55点。
(10 20 30 40 50 60 70 80 90 100)
同じ、平均点が55点でも標準偏差(σ。得点の
ばらつき)は変わってきます。
(2)のほうが、ばらつきが大きいです。
これを応用したのが偏差値です(計算に興味がある人は、簡単なのでリンクをご覧下さい)
偏差値
+1σ・偏差値60以上(あるいは40以下)は、全体の15.866%。
+2σ・偏差値70以上(あるいは30以下)は、全体の2.275%。
+3σ・偏差値80以上(あるいは20以下)は、全体の0.13499%。
+4σ・偏差値90以上(あるいは10以下)は、全体の0.00315%。
+5σ・偏差値100以上(あるいは0以下)は、全体の0.00002%。
個人線量計(ガラスバッジ)の測定結果
予備
下記のメルマガが言いたいのは、相馬市の累積線量計(ガラスバッジ)のばらつきが、
想像以上に値のばらつきが大きいということが言いたいわけです。
○家に帰ってからの置き場所
○家ごとに線量が違う
上記のような事に触れられています。
彼らがやりたい事は、下記に書いてあるように、
現在、どのような行為が被ばく量の増加に結びつくのかについて、解析することです。
可能な限り測定データの条件を揃えたいということが書き方をかえて、書いてあります。
管理人の考えですが、可能な限り条件を揃えた上で、下記のような比較などを検討しているのはないでしょうか。
(1)同一地域(学校内)での比較
(2)同一地域での比較
(3)他地域との比較
コメントでも指摘のある通り、初期の被曝量は推測になりますが、福島県県民健康管理調査から推測するのでしょうか?
平成24年3月9日県政記者クラブ加盟社 各位県民健康管理調査「進捗状況」について
□ 基本調査(外部被ばく線量の推計)
(1) 基本調査回収状況(平成24 年3 月6 日現在)
調査対象者数 2,057,053名
回収数 443,248名(回収率 21.5%)
内、先行調査地域(川俣町(山木屋地区)、浪江町、飯舘村)
調査対象者数 29,103名
回収数 15,882名(回収率 54.6%)
(2) 外部被ばく線量の推計結果【平成24 年2 月20 日記者発表】
上記のような考え方ですので、
現在の測定結果がすぐにわからないガラスバッジについては懐疑的です。
科学者が喜んだり、政府・役人のアリバイ作りの気がします。
測定結果がすぐに見れるものであれば、もっと意義があるとは思います。
使うなら、すぐに見れるものにすべきです。
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