東電による福島第一原発、4号機の使用済み核燃料プール補強工事の写真。問題点が多そうだが・・・馬渕さんは説明して欲しい・・・




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写真などがありましたので、掲載。
管理人はいくつか、気になる点がいくつかあります。

馬渕議員がこの問題に取り組まれていたと言うことで、議事録も含めて公開して頂きたいです。何を捨てて(対応不可能で)、何を優先したのか(4号機使用済み燃料プールが宙に浮いた状態の改善でしょうが)菅政権の人々は説明すべきと思います。

馬渕議員、記者会見で極めて重要な発言。原発爆発の災害対応で、何かしらの議事録はあるという趣旨の回答。

管理人がなぜ、気になるのかという、元々危険性が指摘されていたことに加えて、使用済み燃料取り出しの目途が立っていないことがあります。

動画と報道まとめ(NHKと共同通信以外、主要5社は報道せず)4号機使用済み核燃料プールの燃料取り出し、一層透明度が低くなり、現状では不可能なことが明らかに。


【重量と構造について】
新たな重量が階下にかかるが、補強をしているのかどうか

○グラウトで固めると、下の土台の強度に依拠するが、土台の構造物のチェックはどうなのか。

○福島第一原発は、海岸に立地しいてるが、地震後、地下水等の変化で地盤の強度は大丈夫か(地下水流入なら液状化とかはないの?)。

【地震に対する強さ】
免芯装置があるのかどうか。(固めただけなら、どっちにしろ使用済み核燃料が揺れる

○筋交いが確かに分からない。免芯装置もなさそうだが、方向の力は大丈夫か。

【施工とその後】
○海水投入、プールから漏れていると思うが、上下のグラウトとの接合部は大丈夫か。グラウトとの接触箇所は、ペーパーかけたりしているのか?(密着不良なら、余震で不具合がでやすくないか)

○サンプルの有無及び、余震が続いているので現状を公開すべきでは?

○作業ごとの現場写真の更なる公開(ボードを持って写真撮影したのがあるはず。免除?







下記、サイトでは上記写真の3番目が投稿されています。

東電によるフクイチ4号機の補強工事の写真。ワイヤーメッシュによる配筋、つっかえ棒(鋼製柱)。

http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/528.html
投稿者 mainau 日時 2012 年 4 月 03 日 21:21:19: GgaPs4QXWLwO2



東電によるフクイチ4号機の補強工事がどのようなものであるのかについて、具体的に一部写真で確認できる。

以下に貼付けたサイトから入り、ずっと下の方を見ていくと、この補強工事の写真がある。

さて、短いコメントが、このブログ主によって付けられている。
ブログ主はアナログマさんで、おそらく東電とお友達関係にある電気関係者であると思われる。
東電のブースカのことを、松っちゃんとかなんとか言っているので、顔見知りかもしれない。
こんなにやっているんですよ、がんばっているから見て、という姿勢で東電の作業を宣伝するのが、彼のブログの目的。

つまり、東電サイトであり、原発賛成派のブログであるという点を差し引いて、その上で資料として写真を活用したほうがいい。
いろんな写真がアップされている。


以下は彼のコメントからの転載。

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4号機・原子炉建屋の使用済燃料プール底部を補強する支持構造物の設置工事が完了したようです。

これは、コンクリートを打設している様子です。
高さが結構あるため、何度も分けて打設する必要があり時間が掛かっていたのかと。
内側にある足場はいちいち撤去せず(どうせ汚染されていて持ち帰れないし)、そのまま打ち込んでいます。
(2011年7月21日撮影)

ワイヤーメッシュによる配筋状況。
つっかえ棒(鋼製柱)の状況が良く分かります。 
(撮影日未公表。多分2011年7月末頃)

新設するコンクリート壁と建屋の天井の隙間部分はコンクリートの打設が困難な為、最後は「グラウト」と呼ばれる流動性の高いセメント材をポンプで押し込んで充填し、壁と天井を完全に密着させます。

型枠を組んだ後に漏れ止めのパテなどで型枠の隙間を埋め(充填作業なので、普段より隙間には気を使う)、密閉した空隙部分にホースでグラウト材を充填します。
これが、壁作成の最後の仕上げです。

用語解説 グラウト
grout。空隙やひび割れ部分、鉄骨柱脚のベースプレート部分に注入充填するのに用いるセメントペースト又はモルタル。無収縮であることが要求される。
(2011年7月30日撮影)

完成。

型枠がそのままなためパッとしませんが、この奥には強固なコンクリート壁(壁というか、もはや柱)が鎮座しています。
この補強壁は、非常に強固なシェル壁に荷重を預けているので、周りの壁が落ちてもここだけは大丈夫でしょう。
まぁ壁が全部落ちたらプールが壊れるから、あってはいけない事だけど・・・
あとはプールの循環冷却が始まってコンクリートの劣化の心配が無くなれば、当面は心配無用かと。
(2011年7月30日撮影)
 
                                      
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まぁ壁が全部落ちたらプールが壊れるから、あってはいけない事だけど・・・
と、東電サイトの電気屋アナログマさんも、本音をぼろっと漏らしている。
正直なところは、東電のブースカよりはまし。

 残るは、大きな地震がくる前に燃料棒取り出しが間に合うことを、祈るのみだ。  


以下、コメント欄


01. 2012年4月03日 21:27:54 : FEC1zKK4NY 
これは3階部分だと思うが、1階、2階はそのままか?。
重くなって、全部が下に抜け落ちないか?。


02. mainau 2012年4月03日 21:33:25 : GgaPs4QXWLwO2 : 3re7W7wnos 
私は建築専門家でないが、阿修羅掲示板には建築の仕事の人がときどき書き込みしている。
今回も、ぜひ、建築関係の方々、ご意見をお願いします。
その他の参加者も自由に意見を書き込みましょう。


03. 2012年4月03日 21:36:56 : iQinVlOl1c 
縦方向の揺れには持ち堪えられそうだが、横方向の強い揺れにはなす術がない。


04. 2012年4月03日 21:51:02 : EszHBBNJY2 

今日の風で壁が押し倒されなければいいね。
瞬間風速40-45だわ。


05. 2012年4月03日 22:13:00 : ITtU0NsE02 
中国人のおから工事じゃないから大丈夫でしょ。


06. 2012年4月04日 00:05:42 : 661tt5SBAU 
東電発表の写真がこれです↓
「使用済燃料プール底部の支持構造物の設置工事」

控壁(ひかえかべ)を付けることによって、格納容器内側方向へ建屋の壁が壊れるのを防ぎたいのでしょう。

「底部」といっても「底部全体」の補強では無く、まして「建屋全体の補強」にはあまり有効とは言えません。

電気屋さんの写真に出てくるワイヤーメッシュは意味不明ですね。どのみち構造部材としては、ほとんど役に立ちません。

ガンダーセン教授も触れていた様に記憶してますが、大地震と大量の冷却水による地盤の緩みは、きっとあるでしょう。
これは現地で調べれば、ある程度詳細に分かることですが、そういうデータは出てきませんね。


07. 2012年4月04日 00:19:41 : aVlHMOSeFg 
呆れた補強だ。こんなので安全だなどと言う犯罪東電のアホ。
4号機プールの容積は1440立法メートルで事故後昨年4月に2号機と3号機から計約800立法メートル弱水を入れた(犯罪社東電の発表だから話半分だからダダモレしてて500トンもないかもしれん)ということだから、それを取り敢えず信用したとして800~1000トンは水があるということになる。

プールの構造体は1号機の設計図を参考にすれば深さ11mだ。1440立法メートルの容量というのは4号機の報道だから深さを11mとすれば容量をプール最上部までと計算するわけはないから、約9m~10mくらいの水深を想定してのことだろう。するとプール平面は12~12.6mの面積だ。1号機のプールのコンクリート厚さは約1.2mなのでコンクリート総量は1540~1580トンだ。

燃料は集合体が約1330本、未使用燃料棒が約265本、燃料棒本数にして約35万1000本だ。燃料棒は直径約1cm長さ4mだからウラン(比重19.05)と被覆管合わせた1本当たり重量は約7kgくらいだろう。総燃料重量は約2460トンだ。

結局補強で支えるのはどのくらいの重量物かというと、
水:800~1000トン
プール構造体:1540~1580トン
燃料:2460トン
ということで、総重量4800~5000トンにもなる。この1/4の負荷を支えるにしても1200~1300トンだ。
構造事務所所員なら即刻クビになるような、鉛直加重に対してこんな写真のいい加減に斜めに差した柱でしかもスチフナーも無い接合部で地震に耐えられるわけはない。



08. 2012年4月04日 00:22:01 : aVlHMOSeFg 
07訂正
× するとプール平面は12~12.6m
○ するとプール平面は12~12.6m四方相当


09. 2012年4月04日 01:09:54 : 661tt5SBAU 
ぶっちゃけた話をしますと、業界の人間なら知ってますが、保安院に建築が分かる人間はいません。
電力会社はオペレーターだから、せいぜい「素人に毛」ですね。
誰かがなんとなく「大丈夫かな」と言った話が伝言ゲームをするうちに、「大丈夫」ということになって、「大丈夫です」と無責任に保安院が言ってるのでしょう。
実際には、構造屋なら「お手上げです」というところを、無理矢理やっつけ仕事をやった感じです。ゼネコンに発注して、その下の何次下請だか分からない馬の骨の仕事なのかもしれません。姉歯みたいに「何でもいいから、やらなければ干すぞ」とか言って脅されたのかな?
何かあったら責任を負わされるのはそいつだし、技術者としての良心があれば、苦しむことでしょう。
出来ないものは、はっきり出来ないと言わないと大変です。
ところで、ワイヤーメッシュは、コンクリのひび割れ防止のつもりかしら?


10. 2012年4月04日 03:13:02 : AjZoQf4cGU 
この補強支柱が、首都東京と関東圏の命綱っていうのがね。


11. 2012年4月04日 03:15:36 : 5uvl0AM6Ng 
筋交のようなものが、全くないように見えますが、どうなんでしょうか?
底抜けの防止にはなっても、揺れに対しては、効果が期待できないように思えますが。


12. 2012年4月04日 03:42:14 : pusx1Q1agw 
筋交に相当するコンクリートの壁は、爆発で吹っ飛んでます。
建屋カバーを設置したら、建屋を横からダンパーで支持するという手はあるかもしれません。
うまくいくか定かではありませんが。


13. 2012年4月04日 03:58:36 : eko24aaEbQ 
自分には気休めにしか見えないのですが
沸騰した鍋をマッチ棒で支えてる図式
乗っかってる重量と支えてる物体との乖離が著しいと思えます。
補強していると言う意味では確かに補強してるのでしょうがしんばり棒を立てるならもっと大量に立てないと隣家で火災が発生したので水鉄砲で消火の手伝いをしていると言うような焼け石に水感が甚だしい補強工事に見えてしまいます


14. 2012年4月04日 06:51:08 : t9M2KfINao 
映っている部材は4角支柱(SSH)と呼ばれる仮設部材で一般に単管と呼ばれる鋼管を4本組み合わせたもの。短期荷重では座屈を考慮しない構造とすれば許容圧縮力は40KN程度。これはスラブ(コンクリートの天井部分)を直接受けているように見える。
右側の支柱はH型鋼と鋼管でかなり傾斜している。これは上の梁部材を受けている。構造図があれば計算はする出来る。

いずれにせよ仮設に使う部材でいわゆる支保工の形態だ。鉄筋は現在のところ意味はなくこの部分に型枠を組んでコンクリートを打設すれば鉛直方向の壁になるが。


15. 2012年4月04日 07:08:30 : JrPYjVYQO2 
土台が不安定な砂上の楼閣では上で何をしても地震があれば盤石とは言えないでしょう。


16. 2012年4月04日 08:58:13 : Mht66TAQsg 
これまだ配筋が終わってないじゃん
天井からも差筋して繋げたあとに、型枠建てて、それからグラウト注入だろ。まだ途中だよ、これは先に下から型枠当ててスラブの増打ちしたんじゃないか。このフロアまだ終わってないよ。
順番がおかしく見えるのは気のせいか?
これやるならH 工で固めた方が強くねーか?





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