斗ヶ沢秀俊 毎日新聞記者 福島県の避難理由を語る

2011年の3月に、変なことを言っていた記者が懲りずに、また何か言っています。

妊婦の白血病の増加のデータの有無と避難の必要性の有無は、明らかに別問題ですね。例えばですが、ダウン症と妊婦の白血病の相関の論文なんてあるのでしょうか?

最下部の論文をご覧下さい。そんな事は一言も書いていません。

本人は、訂正に積極的な方のようですので、昨年の記事と合わせて注目しましょう。
山下福島県立大学副学長よりも、進んだ見解のようです。

(タイトル変更)
毎日新聞社、斗ヶ沢秀俊記者の詭弁。白血病増加のデータはなく、福島県の妊婦が避難すべき理由はありません。ご本人が訂正するのか注目しましょう。

山下俊一 原発業界 御用学者リストWiki

3月24日 子どもや妊婦を中心に避難させるべきだ。 @長崎新聞HP

4月 5日 乳幼児、妊婦は注意が必要なので(福島市から)逃げてもいい。@東京


斗ヶ沢秀俊 
(@hidetoga)
2012/04/23 11:54:25
 from Mobile Web
ベラルーシ科学アカデミー主任研究員の「妊婦は白血病のリスクが高いため、県外に逃れることを勧める」という見解には、正当な根拠となるデータはありません。白血病増加のデータはなく、福島県の妊婦が避難すべき理由はありません。@afuran

http://twittaku.info/view.php?id=194257893510488064



masa 
(@zebra_masa)
2012/04/23 11:57:55 
from ついっぷる/twipple
データが出るまで待った方がいいでしょうか?RT @hidetoga: ベラルーシ科学アカデミー…の「妊婦は白血病のリスクが高いため、県外に逃れることを勧める」という見解には、正当な根拠となるデータはありません。白血病増加のデータはなく、福島県の妊婦が避難すべき理由はありません。




斗ヶ沢秀俊 (@hidetoga)
2012/04/23 12:05:32  from Mobile Web
質問の意図が不明ですが、低線量被ばくで白血病が増えるという研究報告 は今後も出ないでしょう。@zebra_masa データが出るまで待った方がいいでしょうか?@hidetoga 白血病増加のデータはなく、福島県の妊婦が避難すべき理由はありません。


注目しましょう。



斗ヶ沢秀俊 
(@hidetoga)
2012/04/17 17:43:22 
from Mobile Web
訂正記事を書きたくないし、訂正の内容を限定的に書きたい――そういう心理はよく分かりますが、こういう中途半端な訂正(ケアレスミスであるかのような訂正の仕方)をしていると、信用度を損ないます。自戒を込めて。


こんなこと言ってた人ですね。


福島原発事故メディア・ウォッチ:毎日新聞記者の狂った目2011-03-23 予備
(中略)

毎日新聞の斗ヶ沢秀俊氏は、「記者の目」というコラムでそうではないと言い切っています。数日前、3月15日の朝からは2号機の爆発・破損,4号機の火災と危機的な出来事の連続で、私たちはいよいよ最後のときが来たかと思い始めた。15日昼前に、原発3号機周辺で400ミリシーベルト/時の放射線量が測定されたことが報告され、それについて官房長官が「身体に影響を及ぼす可能性のある数値」と言及した。このとんでもない数値に接して、私たちはうろたえ、不安にかられた。原子炉が、人の制止がきかないとてつもない破局に向かっていよいよ走り始めたかと・・・。しかし、斗ヶ沢氏によれば、福島の人々が「『今受けている放射線量は健康に全く影響しません。安心してください。』と断言」することができるのだそうだ。

(中略)

しかしこんなことは、単なる前振りに過ぎない。斗ヶ沢氏は原発放射線レベルをCTスキャンの放射線量と比べるという(この点については後日コメントします)、ここ数日、新聞テレビでさんざん繰り返された比較をした後、いよいよ本題に入る。

『新聞やテレビの報道で、必ず出てくる言葉がある。「ただちに健康に影響するレベルではない」。この表現は科学的には正しい。私は知人に問われた。「ただちに影響しないということは、後で影響するかもしれないということでしょう」。実際には、合計の被ばく量が100ミリシーベルト以下では、将来がんになる確率が高まることはないとされる。いま必要なのは「科学的に正確な情報」よりも「的確な情報」であり、現在の放射線量であれば、「健康に影響がない」と言い切ってよい。』

「ただちに健康に影響するレベルではない」ということは、ただちに健康を損なう急性障害は出ないが、時間が経った後にガンになるなどの「晩発(ばんはつ)障害」の形では「健康に影響する」ということで、斗ヶ沢氏も認めるとおり、彼の知人は全く正しい。これが「科学的に正確な情報」だ。しかし氏は、そんな情報はいらないという。なぜなら、それは「的確な情報」ではないからだ。では、「いま必要な的確な情報」とは、いったいどういう情報なのか?

(中略)


ダウン症の増加を示唆した論文があります。
妊婦の白血病増加は示唆されておらず、毎日新聞社、斗ヶ沢秀俊記者の詭弁がよく分かります。



チェルノブイリ事故による遺伝影響についての長期的研究
翻訳 今中哲二氏 京都大学原子炉実験所助教
 wiki

1.はじめに
チェルノブイリ事故影響に関する遺伝性先天性疾患研究所におけるほぼ 20 年間にわたるベラルーシ住民の調査結果は、少なくとも4つの事項がチェルノブイリ事故と関係していることを示している。そのうち3つの関係性は証明されたものであり、ひとつは関係がありそうなものである。はじめの3つには:
• Cs137 汚染 555kBq/m2 以上の地域において、妊婦と新生児における染色体異常頻度が 1986~1988年に著しく増加したこと
• 同じ地域の同じ時期において、人工的流産胎児と新生児に認められた発達障害の頻度が著しく増加したこと
• 1986年 4月 26~30日に最も放射線の強かった地域に滞在していた母親から 1987年 1月に生まれた子供たちにダウン症のピークが認められること

中略

この結果についての多くの議論の後、ベラルーシ住民に対する短期間の強い放射線被曝にともなう女性配偶子への影響が唯一の原因であると認められた。この結論は、(射線はもっとも強かった時期に妊娠してその9カ月後に出生という)時期的な集団発生、事故初期の放射能雲の軌跡と一致するダウン症児の地域分布、ほ乳類妊娠直前の卵形成期での放射線感受性増加と放射線レベル最大時期の一致、によって支持されている。
原著
Some Issues of Long-Term Investigations on Genetic Consequences by the Chernobyl Accident
Lazjuk G.I.1, Satow Y.2 1 – Belarus State Medical University, Minsk, Belarus 2 – Hiroshima University, Hiroshima, Japan

1. SUMMARY
Results of almost 20-year investigations of possible consequences of the Chernobyl accident for Belarussian population, obtained by the National Research Institute for Hereditary and Inborn Diseases, provide grounds for the conclusion that at least four facts, related to genetic consequences, had connected to the Chernobyl accident: three could be defined as proven and one – as probable. The first three are:
• Significantly increased level of chromosome aberration in pregnant women and their newborn babies, who resided in 1986-1988 in zones with
137Cs contamination of 555 kBq/m2 and higher;
• Significant three-year increase of prevalence of embrional development defects in the same abovementioned zones and in the same years, which lead to the increase of prevalence of congenital anomalies in social abortuses, fetuses and newborns;
• January peak of babies with Down syndrome, born by women who were in the zones of maximum irradiation in the period 26-30 April 1986;

中略

After numerous discussions of these results it was defined that the only reason is an impact of short-term intensive irradiation of Belarus women’s gametes. This conclusion is supported by the time period when the increase appeared (9 months after irradiation, when babies conceived in the period of the maximum increase of radiation were due to be born); by territorial distribution of numbers of such babies,which resembles a trajectory of air masses during first days after the accident; and by a known high radiosensitivity of mammals at the stage of ovogenesis preceding conception, which coincided with the maximum level of irradiation.

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

高汚染地域の母親に産まれた子供に、小児白血病が多いという
論文もあるようですが(Petridou et al., 1996 Nature)。
http://www.nature.com/nature/journal/v382/n6589/abs/382352a0.html

port さんのコメント...

>匿名さん
情報深謝(^^)

ギリシャ・オーストリア・北欧諸国で指摘がありますね。やっぱ妊娠中の影響が大きいのでしょうね。

最近の記事も是非どうぞ