福島第一原発1号機の水位が40cm、2号機より少なく、注水していた水がほとんど漏れた可能性もアリ。

福島第一原発1号機ですが、2号機よりも水位が低く40cmしかない可能性が示唆されています。3号機と4号機の状況も非常に気になります。



▲東京電力が福島原発2号機で今まで注水した水、ほぼ全てが漏洩していることを認める。読売新聞・産経新聞が隠蔽。

2号機は、既にほぼ全てが漏洩したことを認めています。1号機の水位が2号機よりも低いことを考えると、1号機も水がほぼ全て漏洩しているのではないでしょうか。

▲東京電力が、福島第一原発の高濃度汚染水と、流れ込んだ地下水が混ざり合っていることを認める。

既に東京電力は、地下水と高濃度汚染水が混ざり合っていることを認めています。

▲【図解】福島原発の汚染水は、少なくとも2014年度までダダ漏れ。周辺部は、地下から海にダダ漏れ。

福島第一原発は、海洋に近いので、事実上、地下水と海水が地下で混ざり合っていることを容易に想定することができます。






2012年5月22日 07時02分

 東京電力福島第一原発1号機には毎時六トン前後の冷却水が注入されているのに、格納容器内の水位はわずか四十センチほどしかない可能性が、原子力安全基盤機構(JNES)の解析で分かった。2号機の水位は約六十センチしかないことが実測で判明しており、格納容器損傷の深刻さをあらためてうかがわせた。 
 解析は、注水量や格納容器への窒素の注入量と、格納容器内の圧力変化の関係を調べ、どこにどれくらいの損傷があれば、変化をうまく説明できるか探る手法を使った。
 その結果、格納容器本体と下部の圧力抑制室をつなぐ配管周辺に直径数センチの穴が開いている▽穴の場所は、格納容器のコンクリート床面から約四十センチの高さで、穴から大量に水が漏れ、水はそれより上にはない-との結論になった。
 漏れた水は、原子炉建屋地下に流れた後、配管やケーブルなどを通す穴を通じ、隣接するタービン建屋地下に流れ込んでいるとみられている。東電は1号機の格納容器の水位は約一・八メートルあると推定しているが、それより大幅に低い。
 格納容器の厚みは三センチほどあるが、穴があるとみられる配管(直径一・七五メートル)の厚みは七・五ミリと四分の一程度しかない。専門家からは、配管は構造的に弱いとの指摘が出ていた。
 溶け落ちた核燃料が完全に水に漬かっていないことも懸念されるが、JNESの担当者は「格納容器内の温度は三〇度程度と高くはない。水に漬かって冷やされているとみられる」と指摘する。
 廃炉を実現するためには、格納容器の損傷部を補修し、圧力容器ごと水没させる水棺にすることが必要。担当者は「解析結果は損傷部の特定に役立つ。今後はカメラによる実測も検討しなければならない」と話した。
(東京新聞)

この解析した原子力安全基盤機構ですが、経済産業省所管のようです。
固めに見積もって、上記のような発表をしたと考えるのが妥当ではないでしょうか。

そろそろ1号機~6号機で、意図的に海洋放出した以外に、どれだけの量が地下に漏れたか、シミュレーションを出すべきでしょう。


原子力安全基盤機構Wiki
独立行政法人原子力安全基盤機構(げんしりょくあんぜんきばんきこう、JNES)は、経済産業省所管の独立行政法人。独立行政法人原子力安全基盤機構法により規定されている。


原発に対する姿勢 [編集]

同機構が、原子力発電所の安全検査について、検査内容の原案を対象の電力事業者に対し事前に作成させた上で、それを丸写しした資料に基づいた検査を実施してきていることが、2011年11月になって発覚し、検査の形骸化に批判の声が噴出している[1]。枝野幸男・経済産業大臣は、検査手法や体制に問題がある可能性が高いとして、第三者委員会[2]を設置し調査するよう、同機構に指示した[3]。

関連記事・:


0 件のコメント:

最近の記事も是非どうぞ