沓掛博司容疑者を逮捕。福島県産牛肉をAMMSが(大阪市福田屋此花店)で産地偽装。9月までは国産表示?




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福島県産牛肉の産地偽装で、AMMSの沓掛博司容疑者が逮捕されました。その報道を見ると、9月までは国産表示とあり、管理人は非常に気になっています。


▲兵庫県の食肉販売業AMMSの福田屋此花店(大阪市此花区の店舗)が、福島県産約750kgを鹿児島県産と偽装。ほぼ全量が消費済。

▲大阪で、福島県産牛肉を鹿児島県産と牛肉偽装販売していたAMMSに、牛肉偽装販売の目的で設立した疑いがある。販売は平成23年9月~平成24年2月。会社設立は、平成23年12月で期ズレ。

経緯については上記参照。
報道を比較して見ると、タイトルの通り、非常に気になった箇所があります。






5月28日 15時53分

福島県産などの牛肉をほかの産地と偽って販売したとして、大阪市にあった精肉店の元店長が、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
警察は、原発事故の影響で被災地の牛肉の販売が不振だったため、産地を偽装したとみて調べています。

逮捕されたのは、大阪・此花区にあった精肉店「AMMS福田屋此花店」の元店長、沓掛博司容疑者(62)です。
警察の調べによりますと、沓掛元店長は、ことし2月、福島県産や群馬県産などの牛肉60パックを店頭で販売した際、鹿児島県産と偽って表示したとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
この店では、以前は「国産」と表示していましたが、去年9月に、店が入っていたスーパーから具体的な産地を求められて、うその表示をするようになったということです。
警察は、原発事故の影響で被災地の牛肉の販売が不振だったため、独断で産地を偽装したとみて調べています。
調べに対し沓掛元店長は容疑を認め、「福島県産などと正しく表示すれば、肉が売れないと思った」と話しているということです。
農林水産省は、先月、この店が半年間に1.4トン余りの牛肉の産地を偽ったとして、店を経営する兵庫県の食肉販売会社に表示を改めるよう指示していました。


▲兵庫県の食肉販売業AMMSの福田屋此花店(大阪市此花区の店舗)が、福島県産約750kgを鹿児島県産と偽装。ほぼ全量が消費済。

沓掛博司氏の逮捕は、福島県産などの牛肉を偽装販売したことになっています。冒頭のリンクご参照、その量が福島県産だけでも750kg、合計で1424kgの牛肉を販売しています。

上記と下記の報道内容を比較すると一点、非常に気になる内容があります。

上記NHKの報道、赤文字の部分。

○以前は、国産と表示


○9月にスーパーから具体的名産地を求められて嘘の表示

この間は、どこの牛肉を販売していたのかは、今回逮捕とは別件のようです。

ただ、消費者としては国産表記されていたものが、どこの産地の物であるかは、非常に気になるのではないでしょうか。管理人は気になっています。

▲大阪で、福島県産牛肉を鹿児島県産と牛肉偽装販売していたAMMSに、牛肉偽装販売の目的で設立した疑いがある。販売は平成23年9月~平成24年2月。会社設立は、平成23年12月で期ズレ。

加えて管理人が理解できていない点は、このAMMSという会社。設立されたのが、12月となっている点です。

○~販売(国産表示)

○9月にスーパーが指示

○12月にAMMS設立

沓掛博司氏が、いつから産地偽装を行ったのかは疑問ですが、9月~12月の間に、AMMSは存在していないのではないでしょうか。

この辺りも、警察やメディアに追及して欲しいと思います。

今回の報道では、個体識別番号の偽装については触れらていません。


これは極めて重要で、牛肉の信頼を喪失させるに十分な出来事ですある意味、牛肉の固体識別番号という制度の信頼も喪失させる事件と言えると思います。



2012.5.28 13:35
 福島、宮城両県産の牛肉を鹿児島県産などと偽って販売したとして、大阪府警は28日、不正競争防止法違反(原産地などを誤認させる行為)の疑いで、大阪市の精肉店元店長、沓掛博司容疑者(62)=同市都島区=を逮捕した。


 捜査関係者によると、元店長は2月、大阪市此花区のスーパー内の一角にある精肉店で、福島、宮城両県産などの牛肉数十パックを、鹿児島県、北海道といった他道県産と不正に表示して販売した疑いが持たれている。精肉店は兵庫県伊丹市の食肉販売会社の直営店で、既に閉店している。


 近畿農政局が4月、販売会社に対し、日本農林規格(JAS)法などに基づく是正を勧告。府警も同法違反容疑で同社を家宅捜索し、元店長は任意聴取に「1人でやった。福島県産では売りにくかった」と話している。



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