(警戒)東京電力の広瀬常務(次期社長)、柏崎刈羽原子力発電所の再稼動に意欲的発言。




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東京電力の次期社長に内定している、広瀬常務が、柏崎刈羽の再稼動について意欲的な発言をしています。

5月5日の原発全停止後が、正念場になっていると思います。


まず時事通信の記事です。



(2012/05/08-16:43) 時事通信


 東京電力の広瀬直己次期社長は8日の記者会見で、「(東電福島第1)原発事故の検証に正面から取り組み、再稼働につなげていく」と表明した。また、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働について「地元の意見を最大限尊重しなければいけない」と語った。
 電気料金の値上げに関しては「選択肢を示し、負担が軽くできるようなメニューを工夫したい」と述べた。



地元の理解を得た上で、柏崎刈羽原発の再稼動に取り組んでいく考えを示しています。
ここでいう検証が、一体何を指しているのか非常に気になります。

次に、日経新聞の記事。


2012/5/8 16:56 日経
 東京電力の次期社長に決まった広瀬直己常務は8日、都内の本店で記者会見し、停止している柏崎刈羽原子力発電所について「正面から取り組んでご理解を得て再稼働につなげていきたい」と語った。

 火力発電に対する依存度が高まれば燃料費が経営を圧迫することになる。広瀬氏は原発廃止や再生可能エネルギー一辺倒といった考え方に距離を置く姿勢を示し、ゼロワンの議論にするのはエネルギー政策を考える上でもったいない」と述べて、原発の再稼働に前向きな考えを明らかにした。

 原子力発電所の再稼働は「当然地元の意見は最大限尊重されなければならない」とも指摘。「(東電は原発の)事故を起こした張本人なので(広く)意見をうかがってそのうえで判断しないといけない」と述べるなど、住民の意見を聞くことも重要との認識も示した。〔日経QUICKニュース〕

時事通信にない記事で気になったのが、赤文字の部分。

ゼロワンの議論というのは、原発の全廃炉か全再稼働かどちらかを指しているものかと最初思いました。しかし、よくよく読むと、その前に、原発廃止に距離を置く姿勢と書かれています。

より詳細が気になるのですが、ことは単純ではなさそうです。

加えて、管理人が以前から気になる言葉が、地元の意見の尊重です。
地元とは何を指しているのでしょうか?

100km先にも死の灰が降下することが分かった以上、従来のように、たかだか数千人や数万人の規模の市町村が判断するのは、おかしな話です。数千万人の命を握っている訳ですので。

管理人は、再稼動については地元の定義(半径何km)に凄く関心があります。
3.11以前のように、狭い範囲の許可を得ればよいという考え方は有り得ないと考えています。



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