(重要)南相馬市の除染作業従事者(ボランティア)の約40%で、内部被曝量(セシウム)が著しく増加。医師のコラムに見る、簡単な数字のトリック。




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一見すると、何ともないように見えますが、よく読むと内部被曝量が増加しています。
簡単な数字のトリックまであります。

やはり、除染は非常に危険な行為です。
そもそも、わざわざ内部被曝する必要もないですしね(追記・肺が中心でしょうか?)。


朝日新聞のasParaというサイトに坪倉医師という方のコラムがあります。
そこで、除染による内部被曝量の増加について指摘があります。

管理人が気になったのは、上記に加えて2点。

1)数字の見方が変。

2)約半数がマスクをしていない。

特に、数字の見方の部分に焦点をあてて見てみましょう。
管理人は、坪倉医師が知ってて、こういう書き方はをしていると、考えています。


坪倉正治

いま、あちこちで除染が行われています。その除染による内部被曝のリスクはいかほどなのか。除染には多くの方が携わっているのですが、気にしていらっしゃることだと思います。


除染活動に従事していらっしゃるボランティアの方々を対象に、南相馬市立総合病院でホールボディーカウンターによる計測を行いました。今回は、この計測結果をまとめた中間報告をご紹介したいと思います。


南相馬市で除染活動に従事していらっしゃる約40人の成人(平均年齢48歳)に対して、ホールボディーカウンターによる計測と、どれくらいの時間、どのような除染活動に従事していらっしゃったのかをお聞きしました。

除染による内部被曝を正確に導くため、理想的には除染をする直前と直後で計測させていただき、その差を見るのが良いのかと思います。しかしながら今回それは出来ておらず、以前除染活動に従事していらっしゃった方々を対象として計測しています。


リンク元に紹介がありますが、南相馬市立総合病院で、ホールボディカウンターによる計測を、行ったようです。

早速ですが、トリックがでてきます。
周知の事実ですが、セシウムは体内から排出されます。

つまり、除染活動からどの位の日が経過してから、計測したのかが重要となりますが、全くそれについて書かれていません。


結論から申し上げると、除染に従事している方々の体内のセシウム量は、除染をしていない成人に比べ「桁違いに多い」ということはありませんでした。年齢、性別、検査をした時期によって体内のセシウム量は大きく影響を受けます。原発事故直後の吸入量が人により異なりますし、その後の食生活も異なります。

検診者の背景がバラバラであるため、除染をした人が、除染をしていない大人に比べて、「高かった」または「高くはなかった」を明確に言うのは困難です。それで、「明らかに高い訳ではない」というぐらいの表現で止めます。


ここで、訳の分からない表現が登場します。
明確に分からないのに(赤文字部分)結論が述べられています(青文字部分)

もう少し読み進めてみましょう。


検出された値は、セシウム137で(数千ではなく)数百Bq/bodyばかりでした。検出者の中央値は約500Bq/bodyで、1000Bq/bodyを超えた人はいませんでした。そして5回以上除染に従事している方の約半数が検出限界以下でした。


しかしながら、同時期の除染に従事していない成人のセシウム検出率が約10%に対して、除染に従事している方々の検出限界以上のセシウム検出率は40%程度でしたので、(従事していない成人の背景はかなり異なるのですが)やや被ばく量が除染従事者で多いと言うことも出来ます。


まず、下方から。

除染に従事していない人(青文字部分)、に対して除染に従事している人(赤文字部分)が明らかに多くなっています。


加えて、ホールボディカウンターの値に注目してください。
セシウム137が数百Bq/Bodyとなっています。

セシウム134も十分あることが考えられますが、全く触れらていません。

計測された値についても、全身均等分布になる訳ではなく、蓄積しやすい場所が体内の部位がありますそれについても、明示されていません。



警告 セシウムで甲状腺癌がん
(←引用文献は、こちらのリンクで確認どうぞ)

米国科学アカデミーのチェルノブイリに関する報告書を読んでいたら、戦慄すべき研究結果を見つけた。同書の299ページの表12.8がそれだ。重要だと思われるので転記する。Bandazhevsky(2003年)の論文(注2)によると、(チェルノブイリ近くの)ゴメリ州で1997年に検死された子供56人の部位別セシウム137の蓄積量(ベクレル/kg)は以下であった。

甲状腺 2054±288
副腎  1576±290
すい臓 1359±350
胸腺  930±278
骨格筋 902±234
脾臓  608±109
心臓  478±106
肝臓  347±61

現在日本中で、半減期が8日ほどのヨウ素131こそが甲状腺がんの主要因だと思っているが、この研究結果を見ると、他の臓器への蓄積量と比べると、セシウム137は甲状腺に最も蓄積する。ヨウ素131にだけ注意すれば子供達を甲状腺がんから守れると思っていると大火傷する研究結果だ。セシウムに汚染された農産物・海産物は、子供がいる家庭は絶対に摂取すべきではない。子供が死んで解剖すれば、このような感じで蓄積するだろう。同様に、すい臓に蓄積するなら、すい臓癌や糖尿病を引き起こしている可能性もある(ストロンチウム90はベータ崩壊するとイットリウム90となり、これが同様にすい臓に溜まることを思い出そう)。わたしは、自分の子供の首に「チェルノブイリの首かざり」ができることを望まない。






16日の仙台講演を追加>3月15日バンダジェフスキー氏、京都講演まとめ。日本の汚染された数値を見ていると、避難された方は金銭的な困難はあるけれども希望はある。



蓄積しやすい部位が体内で異なり、上記の講演でも、触れらています。

坪倉医師の講演は最後、下記のように結んでいます。


除染活動が、余分な内部被曝を引き起こすことは間違いないと思います。ですが、少なくとも除染を数回行っている方々の計測値が、この時期に検出されると思われるセシウムの値から大きく外れてはいないというのが率直な印象です。もちろん、除染での被曝は少ないからどれだけやっても問題ないという話しではありません。


最後に、今回の検査と同時に除染時にどのような服装で行っているのかを聞いた結果を紹介します。


驚いたことに、約半数の方々がマスクをつけていないことがあると答えました。私も夏に何度か除染活動に参加しました。めちゃくちゃ暑くて、熱中症の危険性が明らかにあり、常時長袖をしっかり着てマスクをし、作業するのは厳しいと感じました。


このような状況も勘案し、除染を定期的に行う方々には、しっかり内部被曝の検査を行っていきたいと考えています。


約半数は、マスクをつけずに除染とは、酷い話だなぁと思います。
児玉さん達は、一体、何を指導しているのでしょうか?

しかも、ボランティアなので、なんの保障もありません。恐ろしい話です。
マスクなしで、除染した方々のデータも、破棄せずに蓄積されているのでしょう。

南相馬市の400億円の除染利権と東大の児玉教授の関係。一押し企業が、利権獲得に大成功してて分かりやすすぎる。

福島県南相馬市に、住民を使用しての低線量被曝の研究を示唆した公的文書が存在。児玉龍彦氏の専門分野。









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