ジャック・どんどん さんに教えて頂きました(これも、許可をもらっています)。指摘の内容は、この足のただれた作業員は、名誉の被曝ではないかという指摘です。日本国内では、ほとんど報道されていないに等しいですが、管理人も名誉の被曝であったと考えています。
▲(メモ)小出裕章氏が、見ず知らずの人に丁寧に回答したメール。東日本大震災、3.11直後に原発の状況について回答。
簡単に紹介すると、小出さんと発災初期にメールでやりとりされていたり、たねまきジャーナルの文字起こしをされていた方です。
さて、そのジャック・どんどんさんから、下記記事の汚染水に足が浸かった作業員は、任務のため命がけであえて行ったのではないかと、小出さんが指摘していると情報を頂きましたので紹介。仰る通り、日付と内容が一致しています。
汚染水に足が浸かった作業員の報道
▲(画像;閲覧注意!)汚染水に足がつかった作業員。皮膚が焼けただれた画像。
ドイツのメディアがこの作業員さんについて紹介しています。動画から抽出。
原発作業員の被曝経緯 ドイツWDR「希望的観測」のほかなにもない原子力より
原子炉冷却の為の注水
注水により建屋内部が、高濃度汚染水で水浸しに
作業員が建屋内部に突入し、大量に被曝
該当箇所について小出氏の指摘
上記画像では、長靴を着用、小出しの話では長靴すら履いていなかったとなっていますが、ひとまず割愛します。下記では、着用していないとなっていますが、冒頭の画像はでは膝より下に被曝となっています。詳細が気になる方は下記のリンク内、資料を参照。
▲(写真)汚染水に足を突っ込み170MSV以上の線量を確認した、作業員搬送の写真と測定風景。足の測定時に針が振り切れていた(北海道核医学技術セミナー)
小出氏が重要な指摘をしています。
現場作業員さんは、ドジではなく大量被曝することを知っていて行ったという指摘です。その点については、上記の画像でも建屋上部からの注水で、現場では既に共通の認識であったのだと思います。
水)今回、作業していて被曝なさった方たちが、線量計のアラームが鳴っていたのにそれを故障だと思い込んで作業を続けていたと。これ、びっくりするんですけどね。こういうことって専門家の方から見たらどう見えるんですか?
小)私から見るとアリエナイと思います。ただし、二つのシナリオが考えられると思います。ひとつは現場に3人の方が行かれたというんですが、ひとりの方は契約会社の社員だったと、たぶん私は東芝の社員だと思うんですけど設計してよく知ってる人ですね。その人は長靴を履いていたんだそうです。あと二人の方は東電の直接の関連会社方だと。新聞報道でありました、要するに下請けですね、その人たちは長靴すら履いていなかったということで私はちょっと驚きました。
極端なシナリオを二つ考えてるんですけど、ほとんど知識のない人が現場に行ったということ。それだアラームメーターの何すら知らない、それで行って知らないまま水に入っても大した危険もないと思ってそこで作業したという極端なシナリオがひとつのシナリオですね。もうひとつのシナリオは十分に知っていたと。アラームメーター鳴ってその意味も知っていたと。でも
自分たちの仕事をしなければ、今の危機を救う事ができないと。だから、行ってみれば水があることがわかるわけですよね。自分が履いているものが長靴でないこともわかる。でもたぶんそこまで彼ら何百メートルも走ってきてるです。暗い懐中電灯をもって彼ら走ってるんだと思うんです。そこに着いたんです。何か仕事をしなければ今の危機を乗り越えられないと思ったときに、この水は汚れてると知りながら入りという人はいると思います。
水)うーん。
近)覚悟でですが?
小)はい。極端な私の描くふたつのシナリオです。でも、それほど困難な作業なのです。
水)あのう、ということは、ほんとうに短い時間しかお一人が作業でる時間がない。
小)それは、もうみんな承知しているのです。
つまり、作業員の方が下半身への大量被曝を覚悟をして、突っ込み下記のような被曝をしたという話です。その辺りの事実を明確にして、現場作業員の方々の発災直後の名誉の為にも、献身的な働きを隠すのではなく、より明らかにすべきではないでしょうか。
失態により大量被曝したのとは、大きく違う可能性があるからです。管理人は、政府や東京電力はこの辺りの事実を、より分かりやすく詳細に公表すべきと考えます。
全文
上記小出氏の指摘は、下記より一部抽出
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