大竹明新化学の粉じん爆発原因は静電気の可能性に注目か

大竹明新化学の粉じん爆発の原因、静電気の可能性について言及があったので紹介。それと同時に、企業側は対策を行っているとも説明しており、続報を注視したいと思います。

合成樹脂製造のイメージ図

中国新聞HP

新たに判明した事実

○爆発事故が起きたのは合成樹脂製造棟と呼ばれる2階建てプラント

○2階に、円筒形の釜が8つあった。そのうちの1つが原因

○直径約2メートル、高さ約2メートルの釜に、ビスフェノールAを投入していた

○プラント内では7人が作業中。負傷した3人は爆発した釜での製造

粉が舞った状態で何らかの原因で引火

静電気は否定できないが、対策をしており、似たような事例は過去にない

大竹の事故、粉じん爆発か
(28日午前1時10分)


 大竹市明治新開の大竹明新化学広島工場で27日夜に爆発が起こり作業員3人がけがをした事故で、同社の河添正雄社長たちが28日未明、同工場で記者会見した。当時の作業状況から合成樹脂の製造釜で粉じん爆発が発生したとの見方を示した。



 会見の冒頭、河添社長は「ご心配、ご迷惑をおかけしてすみません」と頭を下げた。


 同社によると、爆発事故が起きたのは合成樹脂製造棟と呼ばれる2階建てプラント。当時、2階にある円筒形の釜八つのうちの一つ(直径約2メートル、高さ約2メートル)で、塗料の原料となるエポキシ樹脂を造るため、粉末の原材料ビスフェノールAを投入していたという。プラント内では7人が作業中。負傷した3人は爆発した釜での製造に当たっていた。


 同社は「粉が舞った状態で何らかの原因で引火し、粉じん爆発が起きたのではないか」と説明。着火源については「静電気は否定できないが、対策をしており、似たような事例は過去にない」としている。


 近隣のコンビナートでは4月に三井化学岩国大竹工場(山口県和木町)で爆発事故があったばかり。河添社長は「十分注意していたが、こういうことになり非常に申し訳ない」と重ねて述べた。

三井化学大竹工場の 火災とは別物

▲三井化学 劣化ウラン 投稿関連一覧


ご参考までに。まだ記憶に新しいことに加えて、気になっている方もいると思いますが、三井化学大竹工場の火災、劣化ウラン保管とは別ケースです。関心のある方は、上記のリンク先をどうぞ。

既に判明している事実

▲大竹明新化学で粉じん爆発、動画と簡単に情報をまとめ

事故の時刻

6月27日午後8時45分

原因

・粉じん爆発。爆発後に一時火が出たが、社員が消火器を使って消し止めた。

・爆発したのは塗料の原料になるプラスチック合成樹脂の製造プラント内のタンク(直径約2メートル)。

空気中に浮遊する石炭微粒子や小麦粉・砂糖・プラスチック粉などが火花・閃光(せんこう)などによって引火し、爆発すること。粉体爆発。

会社名工場

大竹明新化学広島工場

場所

・広島県大竹市明治新開1-7
・0827-57-7955


従業員とけが人

・従業員は80人

・3人がけが 4歳と24歳の2人が重傷で、もう一人は19歳男性

・1人が顔にやけどをする大けが

製造物 薬品

製品

・塗料や接着剤の原料となる樹脂やシンナーなどを製造

使用薬品

・エポキシ樹脂

・アクリル樹脂

・ビスフェノール

・シンナーなど

その他

通報を受けた消防署

・広島県の大竹市消防本部

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