東通原発 放射能事故時の分かりやすいSPEEDIに似た動画 青森県全域が被曝

東通原発から、事故時の放射能の拡散の分かりやすい、SPEEDIに似た動画があったので紹介。この動画ですと、青森県全域が被曝します。既に、ご存知の方もいると思うのですが紹介。朝日新聞が公開しているものですね。

全域が被曝

東通原発からの放射性物質拡散の予測

放射性物質、津軽まで




アサヒ・コム動画 http://www.asahi.com/video/
 福島第一原発と同規模の事故が、東通原発(東通村)で夏場に起きた場合、放射性物質は東風の「やませ」に乗り、津軽地方一帯に広がることが、栗政明弘・鳥取大大学院准教授­(遺伝子医療学)の解析でわかった。従来、国の公表データでは、放射能汚染は村内や下北周辺にとどまっていた。


  福島第一原発の事故では、放射性物質が雨と一緒に落ちることで、原発から30キロの福島県飯舘村や100キロ超の群馬県などで高濃度の放射能汚染地帯ができた。朝日新聞社­が栗政准教授に東通原発からの拡散予測を依頼したところ、70キロ離れた津軽半島の外ケ浜町や蓬田村でも飯舘村と同様のケースになる可能性が明らかになった。 


 栗政准教授は、原爆の開発で知られる米ロスアラモス研究所に勤務していた山田哲司さんが開発した気象模擬実験ソフトを使った。国土地理院の3次元地形データや、気象庁の風­向風速データ、地表温と海水温データなどを入れ、予測モデルをつくった。栗政准教授によると、文部科学省の緊急時迅速放射能影響予測(SPEEDI)と比べ、時間はかかる­が精度は劣らないという。  「東通村で6~9月に最も平均的な毎秒3メートルの東風」(青森地方気象台)で想定したところ、放射性物質は10時間で外ケ浜町や今別町、蓬田村まで届き、一部は南下して­夏泊半島や青森市も覆った。栗政准教授は「雨とともに放射性物質が落ちれば、津軽半島でも深刻な汚染になる。陸奥湾の影響で複雑な気流が起き、さらに広範囲に広がる可能性­がある」と指摘する。


  毎年、県などが東通村で実施してきた原子力防災訓練では、SPEEDIの拡散予測も使っていたが、南北方向の風で放射性物質の拡散は村内にとどまっていた。避難訓練のシナ­リオに合うように風向きを設定していたためだ。県幹部は「今後はこれまでの想定や訓練では対応しきれない」と認める。  文科省は11月下旬、全国の原発や六ケ所再処理工場などでのSPEEDIの拡散予測をインターネット(http://www.bousai.ne.jp/vis/spee­di_z/index.html)で公開した。東風を想定し、野辺地町付近まで放射性物質が拡散する図もあるが、解析の範囲は原発から半径25キロ圏にとどまる。  原子力安全技術センターによると、現行のSPEEDIでは原発から半径100キロまで解析を行えるという。ただ、県内ではこれまで津軽半島などへの影響は分かっていなかっ­た。
(藤原慎一)

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