計画停電 関電に苦情殺到 問い合わせが2週間で約10万件

計画停電で関西電力に苦情が殺到しているようです。計画停電に関する問い合わせは、10万件に迫る勢いで、間もなく突破する模様です。事前告知による説明の失敗が明らかになったので紹介。
関心のある方が多いと思いますので、記事のついでという形で冒頭に紹介します。一言で言えば、グループ+サブグループで一体がセットとなっています。

簡単に検索する方法

▲関西電力 計画停電地域と時間 簡単検索と説明

簡単なので、電気料金の伝票を持って上記のリンクを開いて順番にやって下さい。サブグループが分かっていれば1分もかかりません。

情けないことに、たったこれだけのことが説明できなかったということが分かると思います。

分かり難い説明


(2012/07/06 07:55)
 関西電力が発表した計画停電への問い合わせが13日間で、10万件に迫る勢いだ。生活や経済に直結する問題だが、背景には停電の区域分けが細かい上、実施スケジュールが複雑で「分かりにくい」ことがあるようだ。神戸新聞社にも、各世帯に郵送したダイレクトメール(DM)の説明が不十分な点や、詳細な情報提供を自社のホームページに頼っている点などに批判が寄せられている。(足立 聡)

13日間で10万件と言えば、凄い数ですね。1日で7000件以上の苦情がきている計算になります。その原因が、複雑で分かり難いとなっていますね。どんな説明をしていたのでしょうか。


 関電によると、概要を発表した6月22日~7月4日の問い合わせ件数は、9万9960件。
 「はがきを見ても意味が分からず弱った」。播磨の食品加工工場の社員はため息をつく。
 工場では野菜などの生鮮食品を扱い、計画停電になれば冷蔵庫が使えない。停電スケジュールの把握は急務だが、届いたDMの内容に失望した。

はがきを見ても意味が分からないと指摘があります。どんなはがきだったのでしょうか?
食品工場で生鮮食品なら、冷蔵庫がダメになってしまいそうですね。

 はがきには「グループは6‐A」と印字され、裏面に「6グループ」の停電時間帯を記したカレンダーが載っていた。しかし「サブグループ」と記された「A」の意味が分からない。社員総掛かりで関電のホームページを調べて理解できた。「こんなに分かりにくいのに『ホームページで確認を』とは…。官公庁以上にお役所仕事」とあきれる。

グループの時間帯だけ記して、サブグループの時間帯を記していなかったようですね。多分、こんな感じだったのでしょう。全部グループ集約版が下記、仮にホームページでこれを見つけたとしても、これだけでは、見てもよく分からないですね。

▲関西電力 計画停電地域と時間 簡単検索と説明



 不満の声は、神戸新聞社が「ミントクラブ」の会員を対象にインターネットで実施した節電意識調査(6月29日~7月1日、回答者数1333人)でも多く寄せられた。
 計画停電をどうとらえているかを尋ねる質問に「非常に理解しにくい」(60代女性)「完全に周知する方法を考えて」(60代男性)「インターネットで情報が取れる人間は限られている」(40代女性)などの批判が集まった。他の項目でも質問に「関電」とは触れていないのに関電への不信感を示す意見があり、批判は約260件に上った。

神戸新聞の調査によると、上記のように批判が多かったとのこと。インターネットで情報が取れる人間が限られてるというのも勿論ですが、関電が簡単にサイトを開く方法を説明すべきでしたね。

 関電の計画停電案は、昨年3月に計画停電に踏み切った東京電力の対応を教訓に練られた。同じグループ内でも停電にならない地域が続出したため、グループを細分化した。複雑な実施スケジュールは、2日連続で停電になる地域が出ないようにするため。いずれも「公平性」に配慮した結果だ。
 関電は「DMでは十分にお伝えできないことがあり、分かりにくいという問い合わせもある。丁寧にお答えするよう心掛けている」としている。
     ◇     ◇
関電管内 グループの調べ方
・各世帯に届いたDMを確認
・HPで「お客様番号」から検索
・専用ダイヤル(0120・911・777)に電話
  <受付時間>(月~金)午前9時~午後8時
      (土日祝)午前9時~午後5時半
公平性に配慮となっていますが伝わらないのであれば、不安は同じなのではないかと管理人は考えます。ピーク時間以外、朝や夜を無理に組み込んだのでより複雑になったのでしょう。

神戸新聞が関電の広告を掲載していた




がんせき (@ganseki_kobe)
2012/06/24 00:53:17
from TweetList!
.@Portirland 神戸新聞にも載ってた全面広告。関西圏の全紙に載ってるのではないでしょうか。
pic.twitter.com/fO9C0yIa
 
最後に、神戸新聞が関電の全面広告を掲載していたことを紹介。このタイミングで広告費を貰っていたら、信用できなくなりますね。神戸新聞が、計画停電の混乱について『公平性配慮』と言う関電の話を記事の最後に掲載していますが、広告掲載により広報誌のようにも見えてしまいます。

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1 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...

《ムーの遺民扶桑の豊葦原瑞穂の秋津洲を世々伝える人々》

比類なき素晴らしい推理と名文です。

「人類は原始時代500万年に亙って恒常的な餓えに晒され、共認充足を唯一の命綱にして生き延びてきた。そして、元々同類を対象とする共認回路を自然・宇宙に対して作動させ、宇宙との共認(対話)を試みた。そこで人類が万物の背後に観たのが精霊である。この回路が観念原回路である。
この回路は360度外向きに放射する徹底した前方思考であり、ここから予知・霊感思考が生まれた。」

(2012年07月05日
近代科学の源流2 ギリシア哲学から近代科学を貫く架空観念への短絡思考→素粒子論のカルト性と地球破壊)
>>http://www.sa-yu.net/blog/2012/07/002309.html

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