関西電力が大飯原発3号機を再稼動 防災無線は故障中

関西電力が、大飯原発3号機の原子炉起動、再稼働を行いました。万全の体制とのことですが、防災無線のスピーカーが故障していることが判明しました。

大飯3号機の原子炉起動 速報ベース

関西電力は午後9時ごろ、大飯原発3号機で核分裂を抑えていた制御棒を引き抜き、原子炉を起動。 2012/07/01 21:03  【共同通信】

NHK




大飯原発3号機 原子炉起動
7月1日 22時4分


運転再開に向けた準備が進められてきた、福井県にある大飯原子力発電所3号機で、関西電力は、午後9時から原子炉を動かす作業を始めました。
大飯原発3号機の原子炉の起動はおよそ1年3か月ぶりで、国内で長期間止まった原子炉を動かすのは、去年3月の東京電力福島第一原発の事故のあと初めてです。



大飯原発3号機の再稼動に向けての一連の工程が始まりました。停止した原発の再稼動は、福島原発事故後初めてとなると、その意味合いは非常に重たいと思います。


大飯原発3号機では、先月16日に政府が運転再開を決めたあと比較的小さなトラブルが合わせて9件起きていますが、関西電力は運転再開に影響はないとして準備を進めてきました。
そして、原子炉をコントロールする制御棒が、確実に機能するかを確認するなど最終段階の検査を1日午後3時半ごろにすべて終え、いずれも問題はなかったということです。


大飯原発ですが、トラブルが発生した後も突き進んで再稼動の準備を進めてきました。いずれも問題はないとありますが、問題あるじゃんと言うのが、私の素朴な疑問です。


このため関西電力は、午後9時から牧野経済産業副大臣や地元おおい町の時岡忍町長の立ち会いのもと制御棒を引き抜き始め、原子炉をおよそ1年3か月ぶりに起動しました。
また、国内の原発は、5月から50基すべてが運転を止めていますが、長期間止まった原子炉が動くのは去年3月の福島第一原発の事故のあと初めてです。

管理人の素朴な疑問ですが、副大臣や町長が立ち会った所で、全く安心感が湧いてきません。この二人が立ち会ったので凄い安心感があるという方はいるでしょうか?どちらかと言えば、アリバイ作りに見えてしまいます。


大飯原発3号機は、予定どおりに進めば、2日午前6時ごろに核分裂が連続して起こる「臨界」に達し、今月4日に発電を開始して8日にはフル稼働になる見通しで、国や福井県は、現地に担当者を常駐させ特別な監視体制のもと、原子炉の状況を確認することにしています。


タイムスケジュールが発表していますが、ここに至るまでもトラブル続きで遅れています。変なトラブルが発生しないことを願うしかないのが口惜しいです。

中央制御室で“安全を第一に”
大飯原発3号機の原子炉の起動を前に、中央制御室では、牧野経済産業副大臣が運転員らを前に、「安全に『これでいい』ということはない、安全を第一することが大事だ」と訓示を述べました。
そして、午後9時ちょうどに運転員が制御棒を引き抜くためのレバーを倒し、数分間、原子炉の数値に問題がないか確認したあと、運転員の責任者から改めて午後9時ちょうどに原子炉を起動したことが中央制御室内に伝えられました。


関西電力・八木社長がコメント
大飯原子力発電所3号機の原子炉を起動したことを受けて、関西電力の八木誠社長は「引き続き安全を最優先に一歩一歩慎重に再稼働を進め、安全性向上のための必要な対策を自主的かつ継続的に実施してまいります」というコメントを出しました。
また、電力供給については「広域的な停電や計画停電を回避し、電力の安全・安定供給ができるよう、引き続き供給力確保に全力を尽くしたい」としています。

防災無線のスピーカーが故障



まもなく起動へ 「原発の町」は騒然
2012.7.1 19:23
(中略)
 住民の福尾幸孝さん(66)は防災無線のスピーカーが故障しているのが気掛かり。「再稼働は賛成だが、事故時の体制を真剣に考えているのか疑問。細かいところまで気を配ってほしい」と話した。

管理人の感覚では、防災無線壊れてたら万全ではないと思うのですが皆さんどう思います?副大臣が現地に行ってることを考えると、あまりにも初歩的なミスではないでしょうか。

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