三菱商事ボーナス400万円超 総合商社に電力会社は価格引下げ交渉をすべきでは?

三菱商事の夏ボーナスが400万円超、三井物産、丸紅、伊藤忠商事などの他の総合商社も多額のボーナスが支給されています。政府や電力会社は、安価にエネルギーを供給するように交渉すべきではないでしょうか?


ボーナス報道


2012.07.05 07:00

「夏のボーナス」に異変アリ! 隣のオフィス、友人の会社、あの有名企業の社員たちが「いくらもらったのか」を調べて驚いた。本誌・週刊ポストの調査によると、全業種のなかでかなり高額のボーナスをもらっているのが商社マンである。
週刊誌の調査によると、総合商社が、高額のボーナスを得たようですね。


 その金額に驚くなかれ。三菱商事は「約350万円」(30代前半の機械グループ社員)、「約480万円」(40代課長)と涼しい顔ですごい金額を明かす。人によっては40代で500万円の大台乗せもあるのだとか。
凄い金額ですね。人によっては、年収よりも多い人がいるのではないでしょうか。


 三井物産も「40代の課長クラスで約400万円台の後半(輸入部門)。夏休みに家族で行く欧州旅行の資金に充てる予定です。旅行を思い立ったのも、商社にいると円高のプラス面をつくづく実感できるから。マスコミの“円高・悪玉論”はウソ。実際、輸出部門もボーナス額は変わらないし、取引先の中小企業のなかでも、対策を取らず一方的に被害をこうむっているのは少数」(40代管理職)。

ここで円高悪玉論は嘘だよと述べている点を少し補足します。
為替の先物取引で、大部分のドルを売却できるようにしていますので、かなり限定できます。

中小企業でもやっており、政治家と官僚は、知ってて言っているのかいつも、注意しましょう。


 丸紅は「30代半ばで約350万円」(40歳社員)。伊藤忠商事は「30代半ばで260万円。さらに今夏は12年3月期の連結純利益が過去最高だったため、プラス30万円が特別加算される」(30代社員)と鼻息が荒い。
※週刊ポスト2012年7月13日号
さて、商社のボーナス増加の要因について、連結純利益が過去最高である点が言及されていますが、その点について少し見てみたいと思います。

資源価格の値上がりで大もうけ

▲読売新聞は、電力会社の大赤字に言及。総合商社、三菱商事利益5000億円への、「絆」「痛みの分かち合い」に触れず。

少し古いですが、事例は三菱商事。

2011年度第3四半期 決算説明会
2012年2月1日9ヶ月間で3700億円、年間で約5000億円の利益が見込まれています。

三菱商事HP(直近の業績は、ご参照)で、年間の数字も確認できます。下記グラフは上記の管理人の記事のグラフを使い回しましたで、気になる方は、HPでご確認下さい。

三菱商事セグメント別の利益



三菱商事の事例をあげましたが、業績絶好調です。資源価格上昇の影響もありますが、原発事故に伴う、電力会社の石油や天然資源の調達量の増加も含まれていることでしょう。電力会社は、燃料調達価格の交渉を真面目に行い、総合商社に痛み分けを求めることが大切ではないでしょうか?

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