電通オリンピック放映権料325億円でNHKなどマスコミに売却

電通がオリンピック放映権料を約300億円でNHKなどマスコミに売却しています。 管理人は、価格交渉してNHKの受信料値下げに使うべきと考えています。オリンピックの放映権料が急騰していますが、その理由は何でしょうか?お布施のように払うのはやめるべきでしょう。

▲ジャパンコンソーシアムWiki より。上記は画像

ジャパンコンソーシアムとは

ジャパンコンソーシアム(Japan Consortium 略称:JC)は、オリンピック、FIFAワールドカップにおいて、日本の放送機関であるNHKと民間放送がその枠組みを超えて共同制作する放送機構のこと。NHKと日本民間放送連盟加盟各社で構成されており、一部の後発局やコミュニティ放送は参加していない
冒頭の画像にある、ジャパンコンソーシアムとは、NHKと民間放送局の共同制作する放送機構のことを指しているようです。では、放映権の支払いは誰が行っているかというとそのほとんどはNHKが行っています。割合については、後述します。

大手広告代理店の電通の独占

オリンピックの放映権は、国際オリンピック委員会が日本向けの販売を電通に委託しているため、電通から購入している。かつては2000年のシドニーオリンピックから2008年の北京オリンピックまでの冬期オリンピックを含む5大会分を一括で購入しており、5億4550万ドル(当時のレートで約650億円)であった。
独占しているということは、競争による値下げが行われ難いということを意味します。ウィキペディアでは少し分かり難いですが、バンクーバーオリンピックと、ロンドンオリンピックの放映権料合わせて325億円になっています。

▲【五輪トリビア】日本向け放送権料、上昇に歯止めかからずウォール・ストリート・ジャーナル 7月24日(火)12時3分配信
NHKと日本民間放送連盟が共同で組織する放送機構ジャパンコンソーシアム(JC)がIOCと合意したバンクーバーとロンドン五輪の放送権料は計325億円だった。一方、今年に入り合意した14年のソチ冬季五輪と16年のリオデジャネイロ夏季五輪の放送権料は計360億円と約11%値上がりした。
驚くべき事に、まだ値上がりしています!価格上昇の根拠が分からないのですが、こういうのをぼったくりと言うべきではないでしょうか?受信料値下げしろと考えるNHK契約者も多いはずです。

NHKが放映権料の70%も負担

なお放映権料の負担割合は、1976年のモントリオールオリンピックではNHKが86.7%、日本民間放送連盟が13.3%で、1988年のソウルオリンピック・1992年のバルセロナオリンピックではNHKが80%、日本民間放送連盟が20%[6]。また2004年のアテネオリンピックではNHKが75%、日本民間放送連盟が25%であった。しかし一連のNHKの不祥事を理由としたNHK受信料不払い世帯の増加による減収と、以前からNHKの負担割合が大きすぎるのではないかとの議論があったことから、2006年のトリノオリンピック以降はNHKが70%、日本民間放送連盟が30%となっている。
管理人の素直な感想。NHKが70%は高すぎです。
理由は、NHKは視聴率が高かろうと、受信料は特に変わらないですし、優良なコンテンツであるならばNHK以外の民報がもっと費用を負担するべきです。

言い換えれば、オリンピックは視聴者にとってコストパフォーマンスの極めて悪いコンテンツであると言い換えることができます。

五輪の放映権料の世界合計と価格


2014年のソチ冬季五輪と16年のリオデジャネイロ夏季五輪の放送権料
日本360億円と約11%値上がり

2010年のバンクーバー冬季五輪と今年のロンドン夏季五輪の放送権料
・全世界 約38億ドル 日本325億円(1ドル80円換算、約40億ドルで約1割)

2006年のトリノ冬季五輪と08年の北京夏季五輪
・全世界 約25億ドル 日本198億円(北京オリンピックのみ トリノは記載なし)

一見すると、世界的に高騰しているように見えますが、高騰の要因の一つは米国です。それについて少し数字を見てみましょう。

アメリカは入札 日本は談合

▲【五輪トリビア】日本向け放送権料、上昇に歯止めかからずウォール・ストリート・ジャーナル 7月24日(火)12時3分配信


世界で最も高い五輪放送権は米国向けのものだ。ケーブルテレビ運営会社コムキャスト傘下のメディア・娯楽企業NBCユニバーサルは昨年、ソチ冬季五輪、リオデジャネイロ夏季五輪、18年のピョンチャン冬季五輪、および開催地未定の20年の夏季五輪の4つの大会の放送権料を計43 億8000万ドル(約3480億円)で落札した。内訳はソチとリオ五輪が20億ドル、ピョンチャンと20年五輪が23億8000万ドル。ウォルト・ディズニー傘下ABCとニューズ・コープ傘下FOXに競り勝った。

記事を一目見れば分かると思います。

アメリカはケーブルテレビ会社が入札によって落札しています。言い換えれば、テレビ局側の競争によって価格が上昇しています。

翻って、日本。コンソーシアムを作って価格が上がるようでは談合ですね。極めて不健全で、コストが合わないのなら、無理だと電通に言うべきでしょう。本来そうすることで、放映権料は経済合理性によってある程度は値下がりするはずですが、民報にはそういった根性もないのでしょうね。

広告代理店の電通が考えた事 SNSの利用

▲電通ツイッター分析監視ツール開発2012/08/11

国際的なスポーツイベントに関するツイートの拡散の分析図とあります。どのスポーツイベントかは分からないですが、オリンピックやワールドカップの放映権料で、ぼったくってる訳ですから、これから売り込んでいくのでしょうかね。無論、監視にも使えそうなツールですが。

ただ、冷静に考えると。NHKの収入は広告ではなく、受信料です。というわけで、この分析によってNHK以外の民放の広告料収入が増加するのであれば、NHKの負担割合をより一層減らすべきですね。NHKにたかることで、成立しているオリンピック報道はいい加減に変えるべきと思います。

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5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Wikipediaからの引用が多いようですが、
間違いだらけですよ。
このまま掲載してると、訴えられても
おかしくないですよ。

匿名 さんのコメント...

放映権の高騰は世界的な傾向で、日本だけが突出して高いわけでもないですよ。
http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2012/07/post_3418
あと電通は為替リスクを背負ってるので、完全な悪とも言い切れないです。

port さんのコメント...

>匿名さん
訴えられる?
言っている意味がよく分かりません。

port さんのコメント...

放映権の高騰は世界的な傾向で、日本だけが突出して高いわけでもないですよ。

>記事内参照。米国が引っ張っています。その米国は入札で高騰してますが、日本は入札でもないのに高騰。ここがおかしいですね。

http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2012/07/post_3418
あと電通は為替リスクを背負ってるので、完全な悪とも言い切れないです。

>ソースに既述がありません。仮に電通が円で売上(コンソーシアム)・ドル支払(オリンピック委員会)としても、決まったフィーの支払いなので、為替予約をすればいいだけです。特に問題がありません。

匿名 さんのコメント...

現在のNHKの負担は70%じゃないし。

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