関西電力値上げ理由は節電と原発維持費 値段は10%超を検討 マスコミが隠したい情報

関西電力値上げ検討理由の1つは、節電と原発維持費です。値上げ要請を控えて、マスコミと関西電力が隠したい情報ですね。

▲電気使用量激減で電力会社業績悪化の理由 1972年以降最大の下げ幅2012/08/22



火力発電の燃料費が増加を理由に報道


2012/09/13 10:04   【共同通信】

 関西電力が、家庭向け電気料金を平均10%超値上げする方向で検討していることが13日、分かった。原発停止に伴い、火力発電の燃料費が増加し収益が悪化しているため。年内にも政府に申請し、来年4月からの実施を目指す。

共同通信の報道を見ると。
収益悪化の原因は、原発停止が理由であるとしています。

この報道、肝心な所が抜けています。『なぜ原発停止になると、なぜ赤字なのか』です。

赤字になる理由

簡単な構図

企業の基本を、凄く簡単に考えましょう。

(1)売上(電気代)-(2)費用=(3)利益

共同通信の報道 (2)費用 が増加 



 関電は収益改善のため、7月に再稼働した大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の他の原発の再稼働を目指しているが、早期の再稼働は難しいと判断したもようだ。

共同通信は、原発の再稼動が難しくて、火力の燃料費が増えるから赤字という指摘です。


原発は維持管理コストが高い 原発の(2)費用 が高い


九州電力は「50.1%」とされている。四国電力は「53.4%」。関西電力は「53.6%」だ。

つまり、原発を停止している今、原発の維持費用がそれだけかかるということだ。火力発電所と違い、原発は止めている間も莫大な維持・メンテナンス費用がかかる。
ブロガーのざまあみやがれいさんは、原発の維持管理コストがあまりにも高いから、原発停止すると赤字になると鋭く、指摘しています。沖縄電力は原発がないですからね。

節電 (3)売上・電気代収入の減少


また、家庭向けの需要を示す「電灯」は去年に比べて12.4%マイナスの194億1000万キロワット時で、電力会社が10社体制になった1972年以降、7月としては最大の下げ幅となりました。 
電力会社ごとに見ると、関西電力が16.9%のマイナスで最も落ち込みました。 

管理人が、考えているのは節電による、売上の一層の減少です。
既に7月の販売電力量は激減しています。

 関電は2012年3月期連結決算で純損益が過去最大の2422億円の赤字を計上した。12年4~6月期決算も、純損益が995億円の赤字となった。【共同通信】
7月に販売電力量が激減していますが、12年4月~6月期決算も、赤字が確実です。

つまり、原発の維持メンテナンス費用と節電による収入の減少により、赤字が続きます。
管理人は、この点について共同通信が全く触れておらず、関西電力とマスコミが報道したくないポイントであると考えます。

関電値上げ要請の理由の1つは、過度の節電要請と原発維持費ということですね。

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