年金もらえない 3ヶ月で2兆円の赤字 資産減少を報道せず

若年層・現役世代については、支払った分の年金はもらえないでしょう。年金資産が減少していることについて報道すべきですが、なぜかカットされています。 3ヶ月で2兆円の赤字だから減っただけでなく、支払いが多いから減っていることも報道すべきと思います。

年金については、若年層と現役世代は搾取されていますね。老人はお金があるのですから、若者を搾取するのではなく、老人世代で解決すべきだと、管理人は思います。

年金の運用成績が大赤字

▲GPIFHP 最近の運営状況ハイライト

過去の運用成績


代行返上などは無視して。もの凄く、単純に見ます。(興味のある方はご参照→▲リンク
21年度は、運用に成功・22年度は運用に失敗しています。


すると、当然ですが運用資産の残高が上下しているのが分かります。
この数字をよく見ると、平成22年度は±がほぼ0(わずかにマイナス)です。

ところが、平成22年度末は6.5兆円も運用資産額が減少しています。
もう気付いたと思いますが、一定の割合以上の運用ができないと、年金資産は減少する一方になっていきます。

時事通信の記事の問題点

時事通信 8月31日(金)17時19分配信
 厚生年金と国民年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は31日、2012年度第1四半期(4~6月期)の運用損益が2兆690億円の赤字になったと発表した。欧州債務危機問題や円高の影響で、国内外の株価が下落し、運用が苦戦した。
第1四半期収益額は報道していますが、運用資産額は、触れていないですね。

 赤字は11年度第2四半期(7~9月期、3兆7326億円の赤字)以来、3四半期ぶり。株価の回復で運用が好調だった同第4四半期(12年1~3月期)の5兆4831億円の黒字から大幅に悪化した。
 全体の運用利回りはマイナス1.85%。資産別で見ると、全体の5割超を占める国内債券(財投債を除く)がプラス1.04%、国内株式がマイナス9.83%、外国債券がマイナス3.46%、外国株式がマイナス7.55%だった。 
やはり触れないですね。
単純化すると。問題点が2つあります。

○年金の運用資産額の減少に触れない

○保険料収入-年金給付で、支払の方が多い(運用資産減少の要因)ことに触れない。

年金資産減少と対策

▲平成24年度第1四半期運用状況

上記を見ても明らかですが、収益額以上に、運用資産額が減少していますね。

1,136,112(H23年度末)-20,690(H24 1Q)-(?)=1,081,685

上記を見ても明らかですが、若年層を中心に、支払った分の年金給付は全く期待できない所か、状況が悪化していることが分かります。

運用資産額±運用損益+年金保険料収入-年金給付費用
    ↓
年金保険料収入<年金給付費用

年金は支払いの方が多いので、少子高齢化社会では、運用損益が0では資産は減ります。

(1)年金給付を減らす

(2)現役世代をより搾取する

(3)運用利回りをあげる←運の要素あり

基本的には、上記のどれかです。


老人は払った以上に貰っており、日本で一番お金持ちの世代です。管理人は、弱者である現役世代を痛めつけるのではなく、強者の老人が自分達の世代内で、痛みを分かち合うべきと思います。

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