放射能拡散予測地図 原子力委員会公表のものが、ダメな理由

原子力規制委員会が放射能拡散予測地図を公表しましたが、あまり使いものにならなさそうなので、紹介。こんな、前提のものを作ってどうするんですかね?参考ということでしょうか。

動画



福島原発事故と同じ想定

福島第一原発と同じ規模の事故が、それぞれの原発のすべての原子炉で起きた想定で。事故から7日間で放射線量が100ミリシーベルトに達するところが公表されました。
ポイントは、7日間で100ミリシーベルトという点です。

恐ろしいほど高いですし、残留すると仮定して、年間で考えても相当な量の被曝が予測される範囲であると思います。

柏崎刈羽原発

7つの大型の原子炉がある柏崎刈羽原発では、福島第一原発事故の4倍の放射性物質が放出されるとして、100ミリシーベルトに達する地域が最大でおよそ40キロ離れた場所まで広がるという試算が出ました。
既に過程の段階で、福島第一原発事故の4倍の放射性物質が放出すると見ています。

100ミリシーベルトで区切っているので、分かりにくいですが。
偏西風を考えると、40.2kmの魚沼市よりも遠方に被害が及ぶ可能性は、あるでしょうね。

大飯原発

ほかにも、福井県の大飯原発では南の方向におよそ32キロなどとなっています。
これも、南の方向になっていますが、南東にいくと琵琶湖に直撃ですね。
いろいろと、突っ込みどころ満載ですが、なぜこの方向に拡散するのか見ると、理由が分かります。

重要なポイント 風速は1年の平均値を使用

ただし、風向きや風速は1年間の平均値のみを使っていることなどから。原子力規制委員会は「あくまでも推定にすぎず、防災計画を作るための目安にしてほしい」としています。
重要なポイントは、風速を1年間の平均値を利用している点です。
風向きはともかく、風速については、問題ではないでしょうか。

風速の平均ですので、最大の時に事故が起これば、さらに遠方に汚染が広がるということですね。
風向きにしても、夏と冬だけでもかなり違うと思います。

たしか、小学校高学年の社会で、ありましたよね。

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