野田首相 選挙で違法行為

民主党の象徴である、野田首相の選挙運動中の違法行為が話題となっている。出陣式でのビデオメッセージは、すでに報道もされており、言い逃れはできそうにない。再選を目指す野田首相にとって、大きな打撃になりそうだ。

現役の首相として情けないと批判が多かったが、野田総理が落選を意識した比例重複の作戦が功を奏しそうだ。政治とカネの問題に加えて、選挙違反について指摘されており、ますます逆風が吹きそうだ。

12月9日の読売新聞の報道と、12月5日の選挙違反疑惑を示唆した報道について見てみよう。

公職選挙法違反の疑惑

首相陣営、街頭でビデオ流す…公選法抵触の指摘
読売新聞 2012年12月09日09時13分
公職選挙法は選挙運動のために使用できる文書などを制限しており、候補者が独自に作成したビデオの使用には「公選法に抵触する恐れがある」との指摘が出ている。(読売新聞)
候補者が独自に作成したビデオは、使用できる文書などの制限を逸脱しているようだ。では、野田首相陣営が作成したものについて見てみよう。

総務省は、既にグレーとの見解

総務省の選挙担当者は首相のビデオメッセージについて「個別事案は司法当局が判断する」とした上で、「一般的に、選挙運動でビデオメッセージを使うことは公選法に抵触する恐れがある」と指摘した。(読売新聞)
すでに、総務省の選挙担当者は、違法行為の可能性を示唆している。司法当局の判断とはしているが、他の候補者が自粛している中、まっとうな行為とは言えないのではなかろうか。では、その内容について見てみよう。

当日は、福島県いわき市にいた

首相は4日、福島県いわき市で第一声を行ったため、習志野市のJR津田沼駅で開かれた自身の出陣式には出席しなかった。ビデオメッセージで首相は、「残念ながら地元の船橋に戻ることはできません。私のいない分もライバルたちに負けないように、皆様によってお支えをいただきますように心からお願いを申しあげます」と呼びかけた。(読売新聞)
どうやら、野田首相はビデオメッセージを流していた際に、福島県にいたようだ。つまり、事実上ビデオメッセージは首相の地元、船橋市での第一声となっており、綿密に考えられたものであることが分かる。

さて、野田首相のビデオメッセージについてであるが、読売新聞以外でも既に報道されているので、見てみよう。内容は、ほぼ一致している。さらに、野田首相の夫人も、その場に同席していたようだ。

首相夫人も放映中に同席

課題山積待ったなし “不在”首相に3氏挑む 4区
2012年12月05日 10:54
民主野田候補の陣営は、JR津田沼駅前で出陣式。「私のいない分もお支えいただけますように」と語る本人のビデオメッセージを放映し、仁実夫人が同日朝に託されたという市民への手紙を読み上げた
黄色のマーカー部分をご参照。読売報道と千葉日報の報道が一致しており、ビデオを放映しているのは、間違いなさそうだ。

さらに、ビデオメッセージ放映の際に、野田首相夫人も同席しており、野田よしひこ陣営としてビデオメッセージを放映していることが分かる。

野田首相は、在日韓国人のお金の問題や、選挙運動の中心となっている弟や後援会長の税金詐欺の問題など政治と金の問題の逆風もある。

野田首相が公職選挙法に違反しているとの指摘は、接戦の千葉4区の有権者の選択にどういった影響がでるのか注目かもしれない。

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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんなのも出てきたみたいです。

野田元総理の千葉4区の異常な得票率について
http://saisai25.blog.fc2.com/blog-entry-2.html

最近の記事も是非どうぞ