仙谷由人 落選の情勢

仙谷由人氏は、民主党政権の功労者であるが、落選が視野に入っている情勢のようだ。民主党政権が批判を浴びる中、政権の中枢人物のため批判が選挙戦を直撃しているようだ。


徳島1区は自民党候補がリード

自民、全県で優勢 徳島新聞社世論調査
2012/12/6 10:44 徳島新聞 徳島1区
福山守(59・自民新)が、仙谷由人(66・民主前)との競り合いから頭一つ抜け出している。古田元則(64・共産新)は苦しい戦い。 (徳島新聞)
仙谷氏の選挙区である、徳島1区では対立候補の自民党候補が抜け出しているようだ。支持率について数字がでているが見てみよう。

自民党 福山守氏が既存政党の支持者を確保

支持政党別の支持層

党県連悲願の議席奪取を狙う福山は、自民支持層の3分の2をまとめ、民主支持層にも食い込んでいる。維新の支持者も4割余りを獲得。ただ、合同の選挙対策班を組むなど共闘関係を強めている公明の支持層は、半数余りにとどまっている。(徳島新聞)
どうやら、福山守氏は、既存政党の支持層をがっちりと固めているようだ。
数字をまとめてみよう。
  • 自民支持層の3分の2
  • 民主支持層にも食い込み
  • 維新の支持者も4割余り
  • 公明の支持層は、半数余り
福山守氏が、既存政党の票をかなり抑えていることが分かる。民主支持層についても、仙谷氏の支持層固めが9割から7割に減少していることが報道されている。

職業別の支持層

職業別では、商工・自営業から6割近くの支持を得て他候補を圧倒し、農林漁業や事務・技術職も手堅くまとめている。年代別では40~60代からの支持が厚く、仙谷を大きく引き離している。中・終盤での支持固めと、無党派票の掘り起こしがかぎとなりそうだ。(徳島新聞)
福山守氏は、職業別に見ても幅広い層から支持を得ているようだ。
  • 商工・自営業から6割近く
  • 農林漁業や事務・技術職も手堅い
  • 年代別では40~60代からの支持が厚い
幅広い世代で、自民党候補者が支持を集めているが、無党派票の掘り起こしが指摘されている。

これについては、仙谷由人氏はセクハラ裁判で敗訴しており、少なくとも女性票は対立候補の仙谷氏に流れることはなさそうだ。

仙谷氏は民主支持層の票が減少 年代別でも完敗

民主党支持層の支持離れ

7選を目指す仙谷は、民主支持層の7割強をまとめている。だが、約9割を固めた前回、前々回と比べると支持離れが目立つ。自民や公明、維新、未来など支持者は幅広いものの、深く浸透しきれていない。(徳島新聞)
どうやら、民主支持層が大きく離反しているようだ。前回選挙で、7割強の組織票をまとめているとは、かなりの数値であるが前回の約9割からは、かなりの乖離がある。

仙谷氏が、今回の選挙で無党派層からの投票が見込めない事を考えるとかなり厳しそうだ。

仙谷氏を、20代の支持者以外は支持せず

職業別では管理職に強みを発揮し、4割余りの支持を集めた。しかし、大半の業種で福山の切り崩しを許している。専業主婦と学生の支持は互角の状況。年代別で福山を上回っているのは20代の支持だけで、苦しい展開を余儀なくされている。逆風は予想以上に強く、今後、選挙戦術の練り直しも迫られそうだ。(徳島新聞)
どうやら、年代別に見ると、有権者数が少ない20代の支持者数は健闘しているが、圧倒的多数の他の年齢層は抑えれていないようだ。

仙谷氏、比例復活も困難か

仙谷氏 事前調査で15ポイント以上の苦戦

12月6日の日刊ゲンダイが、選挙情勢について報じている。
「徳島1区では、民主党の仙谷さんが自民党新人に大きく先行されている。公示直前の民主党の調査では15ポイント以上引き離されていたそうです。地元メディアの間では、『仙谷さんは比例復活できるのか』が最大の関心事です」(日刊ゲンダイ)
事前調査で、15ポイント以上離れているとなると、挽回は困難ではなかろうか。無党派層からの支持も今回は、あまり見込めなさそうだ。

比例代表も困難 落選が視野

「比例復活も簡単ではありません。四国の比例枠は6つ。前回は民主3、自民2、公明1でした。しかし今回は自民が上を行くし、維新もそこそこ票を取る。民主は1、2議席にとどまる可能性が高く、惜敗率によっては仙谷さんが議員バッジを失いそうです」(日刊ゲンダイ)
どうやら、民主党が比例四国ブロックで、当選枠の確保が厳しそうだ。加えて、仙谷氏に不利に働くのが、徳島1区の候補者は3名しかおらず、事実上、自民党との候補と一騎打ちを行う点である。

民主党政権の功労者で言えば、菅直人の落選枝野幸男の落選の可能性が囁かれている。

仙谷氏については、候補者乱立による、惜敗率の上昇も見込めない。
仙谷由人氏は、徳島1区で落選の情勢にあるが、比例代表による復活も難しそうだ。

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