SAPIO記載の東電社員だから、雇ってくれる所はないというのは本当か?←凄くいい加減な記事でした。




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タイトルを見たときに、ホントかなぁと思いながら見てました。



※SAPIO2012年3月14日号

東電社員はこの1年、何を見て、何をして、何を感じてきたのか。そもそもあの悲劇は、なぜ起きたと考えているのか、東京支店の技術部門で働く30代社員に話を聞いた。 
 * * *
 事故後、何度も会社を辞めようと思いました。妻は僕の代わりにハローワークにも行ってくれた。でも、この年で、元東電社員となれば、雇ってくれるところはありません。子供が小さいので、「私立は無理かな」とか「習い事はやめさせなきゃ」とか、将来のことを考えると、暗くなります。

日本をあれだけ、めちゃめちゃにしたゾンビ企業(事実上の債務超過)なわけやから、進んで雇う所はないやろ。
管理人の素直な感想と共に一つ頭に引っかかったことがあります。

この方、技術部門で働くと書いてありますが、どういった事をしているのか。大卒なのか高卒なのかといったことが、記事には全く書かれておらず、書かれている事は、家族構成のみです。

物凄く違和感があったのは、下記のような記事があったことです。



<原発技術者>東電人材流出やまず 韓国が引き抜き攻勢毎日新聞 2月16日(木)8時28分配信 予備

 東日本大震災からほぼ半年後の昨年夏、東京電力の原子力部門に勤める幹部技術者が、韓国の政府関係者から食事に招かれた。「給与はどの程度カットされましたか?」「今の待遇に満足ですか?」。幹部技術者と親しい東電幹部によると、会食の目的は転職の誘いだった。打診された移籍先は国営の韓国企業だったという。

<中略>

 退職者は「技術系の若手」や「中堅・若手の優秀層」が中心で、転職先は総合商社や食品大手、外資系金融機関など。海外の原子力企業に転職した例は確認されていないというが、すべての転職先は把握しきれていない。


原子力部門の方が、韓国からの引き抜きにあっていることについて記載されています。

ここに目を捉われると思うのですが、別の箇所に重要なことが記載されています。
「中堅・若手の優秀層」が中心に転職しているという事実です。


この報道で分かるのは、年齢は一つの要因としてあるのかもしれないですが、東電だから雇ってくれるところがないというのは、嘘だということです。
転職先についても、国内の総合商社など超大手企業を示唆する記事となっています。

結局、その人の持つスキルが重要と言うことが分かります。
この最初に嘆いている技術者は、どのような採用経緯で、どういうスキルを持っていて、どのような雇用条件を望んでいるのかについての記載が、中落ちしています。

週刊ポストの取材が甘いのか、ただのリストラを控えた東電擁護記事に見えます。




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