(重要)福島県のセシウム摂取リスクは、他県の10倍以上の可能性あり。NHKあさいちのデタラメな数字が明らかになった。


恐ろしい話です。
振り返って考えると、NHKあさいちの報道の酷さが、ますます浮き彫りになります。

追記。共同通信の記事から、1.0Bq/kg以下の基準で測定したと分かりました。

 日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)は27日、東日本など18都県の237家庭から提供してもらった食事のうち、福島、宮城両県の11家庭分から放射性セシウムが検出されたと発表した。同じ食事を1年間食べ続けた場合、内部被ばく線量は最大で0.136ミリシーベルトと推定され、4月に施行される新しい食品規制値の年間許容線量の13.6%に相当するという。
 生協連によると、95%の家庭の食事からはセシウムが検出されなかった。1キロ当たりのセシウムが最も多かったのは福島県郡山市の家庭で、11.7ベクレルだった。
 セシウムが検出された11家庭のうち10家庭が福島県だった。ただ、同県の調査数は96家庭で全体の4割を占めており、他都県の2~11家庭に比べて多い点も数字が目立つ要因になったとみられる。
 調査は昨年11月14日から今月23日にかけて実施。岩手、宮城、福島3県と関東・甲信越の10都県、東海4県、福岡県の各家庭の2日分の食事を1サンプルとして混ぜ合わせ、ゲルマニウム半導体検出器で測定した。
 18都県は岩手、宮城、福島、群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、千葉、神奈川、新潟、長野、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重、福岡。(2012/03/27-17:09)

上記記事から数字を抽出。

○全体 237家庭

○全体の4割が福島県 96家庭

○セシウム検出 11家庭

福島県…10家庭 宮城県…1家庭


この調査から言えることは、福島県に住む人は、格段に食事からセシウム摂取の可能性が高い事が分かります。



それと同時に、記事の青文字部分では測定した家庭が少ないので、目立つと書いてありますが、それは詭弁です。

福島県以外の数が、全体の6割を占めているからです。

つまり。

福島県 96家庭 < 福島県以外 141家庭

宮城県、福島原発に近い地域です。従って、宮城県は除外されてもおかしくありません。

福島県のセシウム摂取リスクは、他県の10倍以上の可能性がある(甘く見て)。

とも言えます。

さて、思い出すのは、NHKあさいちの調査。記事の青文字部分では測定した家庭が少ないので、目立と書いてありますが、それを悪用したのがNHKあさいちです。






・今回調査にご協力いただいたのは全部で7家族。


・福島からは、郡山・須賀川の2家族。
○郡山…地元福島の農家を応援したいと、なるべく地元の野菜を買うようにしている。
○須賀川…家で食べる野菜のほとんどが自家製のもの。


・東京からは、2家族。
江戸川区…西日本の食材を食べるようにしています。
目黒…産地は気にせず買い物しています。


・札幌(北海道)
・岸和田(大阪)
廿日市(広島)

冒頭の、生協の調査では、4割が福島県で、約10%(10÷96)から検出されています。


そもそも、福島県で2家族しか調査しなかったので、検出されなかった可能性があります。

この件について、NHKあさいちの訂正報道を再度検証。検出限界に注目


調査の結果は?


当初、放送で発表した数値に誤りがあったことがわかりました。原因は、分析装置の調整の不備です。なお、検出されたデータそのものに不備はなかったということです。装置の再調整は、別の専門機関の協力も仰ぎ、二重のチェックを行いました。この度は、誤った数値を公表し、申し訳ありませんでした。

前回放送した誤った数値         再検証後の数値
<セシウム134>
札幌     5.69Bq/kg  →  ND (検出限界:8.2Bq/kg)
須賀川  3.66Bq/kg  →  ND (検出限界:5.7Bq/kg)
江戸川  4.05Bq/kg  →  ND (検出限界:5.2Bq/kg)
岸和田  3.39Bq/kg  →  ND (検出限界:4.5Bq/kg)

<セシウム137>
目黒  8.97Bq/kg  →  8.5Bq/kg  ※誤差1.9Bq/kg
                                               (検出限界:5.2Bq/kg)


上記、セシウム134・セシウム137の検出限界値は、合算ではないです。

生協の調査では、最高値がセシウム合算11.7Bqです。

生協の検査では、検出された可能性があります。

NHKあさいちは、今回の生協の調査結果を当然ですが、番組を使って紹介すべきです。


追記 肝心のところをぼやかす典型的な報道。共同通信の事例。

・どの県で→なし。

・福島のサンプル数→なし。

・下限値→あり




 日本生活協同組合連合会は27日、東日本を中心とした18都県、237世帯の食事を調べた結果、福島県の10世帯と宮城県の1世帯から1キログラム当たり1・0~11・7ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

 それぞれの食事量を基に、調査時と同じものを食べ続けた場合の年間被ばく線量は最大0・136ミリシーベルトで、国が限度とする年1ミリシーベルトを下回った。最大の11・7ベクレルが検出されたのは福島県郡山市の1世帯。

 4月から適用される食品の新基準値は、一般食品が1キログラム当たり100ベクレル、牛乳と乳児用食品が50ベクレル、飲料水が10ベクレル。

2012/03/27 18:32   【共同通信】

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