福島県の若年世代・親世代が急速に県外流出が加速、0~14歳が前年の42倍、親世代の25~44歳が前年の17倍。2040年に人口半減予測。




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福島原発爆発で、人口が減少したような報道がありますが、人口減少社会なので既に減る予想だったというのが一つのポイントだと思います。

そのうえで、若年層が急速に流出しているので歯止めがきかなくなっていると言えます。
2012年3月6日6時15分

被災3県の人口予測
 東日本大震災の被災3県のうち、福島県の人口だけが減少を加速するとの予測を政策研究大学院大学の出口恭子准教授がまとめた。震災前からの30年間で半減すると試算。東京電力福島第一原発の事故による避難で、子どもの世代と母親の世代が大量に県外へ転出。この傾向が続く場合、少子化が著しく進むためだ。
(中略)

3県とも震災前から人口が減っているため、2010年の人口を100とした場合、震災がなくても2040年には福島が63.8(36.2%減少)、宮城が75.0、岩手が59.4になると試算

 これに震災の影響を反映させると、今後の転出・転入のペース(移動率)が震災後1年間の7割に低下すると仮定した場合、福島は40年に50.8と人口が半減。65歳以上の割合(高齢化率)も同年に44.7%と全国1位になる。移動率の設定により、将来の人口は変わる。

 一方、宮城は、震災の影響を加えても40年の人口は75.6と、震災の影響がなかった場合とほぼ同じ。出口氏は「30代、40代の県外流出が福島より少なかったため」と分析する。岩手は震災後に県外流出のペースが緩んだことから、40年の人口は67.9と、震災がなかった場合より減少幅が小さくなる。
(中略)
総務省の住民基本台帳人口移動報告によると、福島の11年の県外への転出が転入を上回った数は、0~14歳が9040人と前年の42倍、親世代の25~44歳が1万1142人と17倍に膨らんだ。


○震災前からの30年間で約半減すると試算。

○震災がなければ、36.2%減少の予想

○高齢化が急速に進展

○高齢化加速の原因は若年層と親世代が流出しているため



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