茨城県沖の魚介類87検体中、77検体からセシウム検出。



NHKの動画でもありましたが、茨城県沖は、海洋汚染から逃れられないですね。

<追記>検査の際に、内臓などを除けるなどしていた場合、さらに検出される可能性があるので、もし行っていたならば、残りのものからも検出される可能性があると思います。


2012年3月24日(土) 

県は23日、県内各沖などで8〜21日採取した魚介類45種87検体の放射性物質検査の結果を発表した。新たに、大洗沖のスズキと北茨城沖のショウサイフグの計2魚種から、1キロ当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出された。3月27日以降に県内全域で出荷自粛をするのは計7魚種となった。

検査結果によると、77検体から218〜0・7ベクレルのセシウムが検出されたが、いずれも暫定基準値500ベクレルを下回った。北茨城沖のコウナゴなど残り10検体は「不検出」。

今回の検査で、大洗沖のスズキから同218ベクレル、北茨城沖のショウサイフグから同111ベクレルのセシウムが検出された。

3月以降の検査で100ベクレル超は▽ニベ▽マダラ▽コモンカスベ▽コモンフグ▽マコガレイ▽スズキ▽ショウサイフグの7魚種。50ベクレル超は▽ババガレイ(北部)▽ホウボウ(同)▽アカエイ(南部)の3魚種(23日現在)。


分かりやすいシミュレーション 河川の水が南下している。



投稿日: 2012年1月16日



前回のETV特集でも出てきましたが、川から流れてきた水は、地球の自転とか密度差の問題から、南に流れていく性質があるそうです。従って、沿岸では海底土の汚染も南に向かっていくのではないか、と考えられました。

そう思って茨城県の沿岸を南にずっと調査しました。この調査には、いつもの岡野先生の開発した特殊な機械を用いています。この機械を用いると、その場で海底土の放射能濃度もだいたい測定できるのです。

その結果、高萩沖(原発から80km)の岩場の堅い地質の所では30Bq/kg前後で低かったのですが、もっと南のひたちなか市(原発から120km)では、海底に泥がたまっているため、高い(380Bq/kg)濃度の海底土のセシウムが検出されました。

また、11月のETV特集において38Bq/kgだった銚子沖では、2ヶ月後に測定した今回は112Bq/kgと3倍近くに増加していました。


上記の画像(下記の動画内のもの)で明らかですが、福島及び、茨城の河川からの放射能汚染水の南下により、茨城県沖・千葉県沖の魚介類も放射能汚染されていることは、十分に推測されていたことです。

汚染の多寡はあれど、子供には当然、食べさせるべきではないと考えます。

冒頭の、茨城新聞の見出しは出荷自粛の数を記載していますが、内容の重要度から考えると、ほとんどの魚介類からセシウムが検出されていることを見出しにすべきではないでしょうか?

2012年1月15日(日) 午後9時00分~9時49分総合テレビシリーズ原発危機知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~ 予備

東京電力・福島第一原発の事故によって、大気中に、そして海に放出された大量の放射性物質。事故から10か月、放射能汚染はどこまで広がり、その影響はいつまで続くのか。その実態を明らかにするひとつの鍵が「水」という存在だ。今回、NHKでは、専門家チームとともに初めて、原発から20㎞圏内の海の本格的な汚染調査を実施。同時に、陸においては、山間部の湖から河川もふくめた広範囲の調査も行った。そこからは、次々と新たな放射能汚染の実態が浮かび上がってきた。予想もしない場所で発見されたホットスポット。山奥の湖で、人知れず進行していたワカサギやイワナなど淡水魚の汚染。いずれも放出された放射性セシウムが、「水」を媒介にして意外な影響をもたらしている現実だ。こうした結果は、これまで事故以来、様々な調査にもとづいて作られてきた日本列島の「放射能汚染地図」を改めて書き換える必要があることを意味している。放射性物質はいかなるメカニズムによって運ばれ、魚介類に濃縮され、私たちの暮らしを脅かしていくのか、その知られざる実態に迫る。

関連記事・:


0 件のコメント:

最近の記事も是非どうぞ