福島の家 住めない 売れない 税金とられる 補償金ゼロ

朝日新聞に、福島市に自宅を持つ69歳の男性が、現状について投書しています。
福島原発事故が収束したかのような風潮になっていますが、まだ全然終わっていないですね。


朝日新聞 10月17日


住めない、売れない 福島の家

無職 篠原義行 (さいたま市北区 69)

 先月、福島市の自宅を除染するので立ち会ってほしいと市から要請され、帰ってきました。家の中の放射線量は0.36マイクロシーベルトでしたが、側溝の汚泥は依然として30マイクロシーベルトあり、市の担当者も驚いていました。

 大震災の時、自宅に住んでいなかったため補償金はもらえません。いっそ売り払おうと思いましたが、買い手などいません。一方で、固定資産税は思ったほど下がらず、しっかり請求されています。住めない、売れない、税金とられる、補償金ゼロ。今も歯を食いしばって福島県に住む人たちに比べたら、私の悩みは小さいですが、ため息が出てしまいます。
 
 今年の春には仕事を終え、夫婦で福島に戻る予定でした。しかし、首都圏にいる子どもや孫たちから「放射能が怖くて会いにいけないので、帰らないで」と反対され、やむなく借家住まいを続けています。悩み深き、69歳の秋です。
この女性の自宅は、福島市内。
家の中で、放射線量が0.36マイクロシーベルト、側溝で30マイクロシーベルトと高いですね。

政府・東電は、こういった方への補償はしないのでしょうか。

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