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福島原発2号機でクリプトン85(Kr85)の濃度が4月から激増している。六ヶ所村再処理工場で使用済み燃料切断時に放出予定の物質。
文中のリンクは、興味ある方は、ご覧下さい。
(追記)北朝鮮など、核実験を監視するときに見る物質の1つですね。
追記 クリプトン85の危険性について、肥田さんが指摘されているようです。
cmk2wl (@cmk2wl )
2012/05/12 00:43:38 from web
肥田舜太郎医師 クリプトン85。これもずっと過小評価されてきた核種ですが、肺に影響を与え、さまざまな方法で体液の中に溶け込みます。 大気中のクリプトン85は、雨や雪でも減りません。乾燥によって地面に落ちてくることも非常に少ない物質です。除去の方法がほとんどないというのが難点です。
Gas Sampling Results of Unit 2 PCV Gas Control System
Tokyo Electric Power Company
May 8, 2012
May 8: 260 Bq/cm³
May 2: 130 Bq/cm³
Apr. 25: 55 Bq/cm³
Apr. 11: 32 Bq/cm³
Apr. 3: 97 Bq/cm³
Mar. 28: 73 Bq/cm³
Mar. 14: Less than 26 Bq/cm³
Feb. 17: Less than 28 Bq/cm³
Feb. 1: Less than 25 Bq/cm³
Jan. 4: 270 Bq/cm³
1月~5月にかけての、福島原発2号機の、クリプトン85の濃度の一覧を示したのが、上記の数字になります。
ご存知のように2号機は線量が非常に高い放射線量です。
▲(重要)2号機格納容器で毎時72.9シーベルト検出!6分いると、1ヶ月以内に死亡。
▲海外で、福島原発2号機の放射線量が1号機と3号機の10倍で、7分で人を殺すと報道された。
内部を確認するとすれば、ロボットに頼ることとなりますが、飛びぬけて放射線量が高いため、現在の技術では、確認することができません。
▲(重要)2号機格納容器の毎時72.9シーベルトの環境下では、ロボットの活動はほぼ不可能である。従って、燃料取り出しは現状、不可能。
このような状況ですが、温度計は既に残り2つであり、交換時期の目途もたっていません。加えて、放射線物質の放出量もなぜか、激増しています。
▲福島第一原発2号機の圧力容器下部の温度計は、既に残り2つ、4つが故障や異常扱い。廃炉は、数十年先。
▲福島第一原発2号機のセシウム放出量が、7倍に急増している。
2号機の状況については、既に上記の通りどうしようもない状況です。
気になったのが、下記です。
この物質の性質よりも、使用済み燃料の切断時に放出される物質 と記載されていることが気になります。
半減期 10.76年
崩壊方式
ベータ線を放出 して、ルビジウム-85(85Rb)となる。小さな比率でガンマ線が放出される。
化学的、生物学的性質
クリプトンは希ガスの一つ で、他の物質と反応せず、体内に蓄積されることはない。
再処理工場からの放出
使用済核燃料を再処理すると、核燃料中に含まれる全量が大気中に放出される。六ヶ所村では、年間800tの使用済み核燃料を処理し、33京ベクレル(3.3×1017Bq)のクリプトン-85を大気中に放出する予定である。排気は高さ150mの排気塔から放出される。気象条件によっては、施設の近くだけでなく、遠く離れた青森、弘前、八戸のような都市にも多量のクリプトン-85で汚染された空気が到達する恐れがある。
03. 2012年5月11日 16:31:03 : C5RKQ9mz6U
>01
再臨界とは関係がないと思います。しかし、燃料棒が物理的に損傷を受けている
また、格納容器や圧力容器に穴があいていて漏れている等が推定されますので
問題なことは確かです。
以下を参照
クリプトン85は原発の核燃料の中で発生し、 再処理工場で最初に使用済み燃料を剪断(切断)する瞬間に開放されます。
六ヶ所再処理工場では、開放されるクリプトン85を全量大気中に放出することになっており、毎年大量(330,000,000,000,000,000Bq=33京ベクレル)に放出され、広範囲な汚染を引き起こすと考えられます。
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