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示唆に富む内容と思います。
<追記>教授ではないので、タイトルを訂正しました。
管理人が気になったのは四点。
○既に、汚染冷却水を濾過(ろか)するフィルターが、
アメフト場一杯分たまった。
○スリーマイルの場合は事故後1年で、電力会社の経営陣が原発内部に入って安全性を宣伝した
→
勝俣・西澤・清水(逃亡中?)はするのかどうか。
○
安全と安価が両立する原発はつくれない
○プルトニウム抽出に、あんな大がかりなシステムはいらない。
→
核燃料サイクルは無駄遣い
□記者会見の動画もあります。要約を下記に置いておきます。
□要約版
※非常用ディーゼル発電機は、4時間程度しか持たない。最低でも二日間は持つようにしていく必要がある。
何度も言われていたことだが、非常に説明が分かりやすい。
(1)マークⅠは、欠落。
(2)非常用ディーゼル発電機が地下にあるのは、津波対策を考慮していなかったのでは。仮に動いても、海からのポンプが壊れていて、メルトダウンだったのでは。
(3)福島第1と福島第2の違いは、危険性の指摘について、きちんと対応したのかどうか。
□事故収束の費用
・底の穴は、制御棒を下から突っ込むために、空いているということですね。
・福島原発から、燃料を取り出す技術がない。
・トータルで2500億ドル必要である(ゼメリカのゼネコンによれば、数兆ドル)
□健康への影響
・(55:00~)追加的に20年間に100万人がガンになる可能性がある(スリーマイルの知見)。
・現在分析中だか、肺がんが10%増加、他のガンについても検証されているが、事故から30年たってようやく出てきている。
・放射性物質の希釈後、埋設についても批判。廃棄物は歴史的に漏れ出す。高濃度の少数の物を発電所の近くで歴史的に管理されようとしている。希釈により、安くすむが、埋設した場所からいつかは漏れ出す。放射能は300年続くので、漏れたときはそのコストが高くつく。
□質疑応答
・国土が世界の0.3%のため、30倍地震発生の確率が高い
・東日本大震災(福島の事故)の前であれば、ストレステストは合格していたであろう。エンジニアの想定以上の事態は想定しておらず、それが福島でおこった。
・安全の原発を作ったらそのコストは、他の代替エネルギーを作った発電を考えることも可能になるようなコストになる。
・アメリカには23基のマークⅠがある。危険について規制当局は、あの時にいいものは今も適正であるという考え方。
・プルサーマルは、紙の上ではとても新しい新規のデザインに思える。ウランよりも炉のコントロールがもっと難しい。この種類は、作るまではいいデザインに見えるが、運転しだすと問題点が明らかになる。プルサーマルはプルトニウムが放出される。
・MOx燃料は、酸化混合燃料と言うが、福島の原発に関しては、炉心に全てプルトニウムがあった。3号基は、それに加えてMOx燃料が使われていて、追加的に30束が含まれている。
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