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コメントでおもしろいアプローチを頂いたので、検証しようと思います。
結論から言うと、3800億円値上げを検討済みです。
以下、頂いたご指摘です。
東電の収益源の大きな原因は、実は費用増ではなく売上減ではないですか? 11月発表の第2四半期決算資料を見ると、PDFのP7、「2012年3月期第2四半期業績」をご覧下さい。これは第1、第2四半期の合計額ですが、マイナス要因で額が大きい順に並べますと、賠償費8909億円、電気料収入減2188億円、燃料費増2109億円、原発停止維持・火力復旧費1846億円です。
2012年3月期第2四半期 決算説明会資料 p5
実は、私もそう思っています。
東電が原発停止のせいで大赤字は嘘です(2)。節電と値上げの期ズレ。
ただし、注意点が2つ。
1.発電余力があったのか。
2.同時に発電によるコストが上昇する。
1.発電余力があったのか
電力需給:政府今夏試算「6%余裕」伏せる 毎日新聞 予備 2012年1月23日 2時30分
再生可能エネルギーによる電力供給などを盛り込むシナリオで計算し直すと、電力使用制限令を発動しなくても最大6.0%の余裕があった。再試算は昨年8月にまとまり、菅首相に報告されたが、公開されなかった。
○発電余力あり
2.同時に発電によるコストが上昇する。
・火力
・水力、揚水
・その他、再生可能エネルギー
△それぞれの発電コストは不明。
売上の増加金額100=利益増加100とはなりません。発電と同時に火力であれば、燃料費などが必要となるからです。
売上↑-費用↑=利益↑
原価を全て公開していないので、金額は分かりませんが固定費が必要となっているので、業績は間違いなく改善します(無論、他の電力会社からの買電コストと比較する必要もあります)。
2012年3月期第2四半期 決算説明会資料 p7
11月時点の決算予想です。
電気量収入の項目を参照。
電気量収入の減 -500億円
うち、販売電力量減による減-4200億円
販売単価の上昇による増3800億円
ついでに言うと、しっかりと原子力損害賠償支援機構資金交付金の記載があります。
税金です。
返済予定は未定です。
事業者への資金援助
2012年3月期第2四半期 決算説明会資料
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