関西電力が原発を、すぐに再稼働しないと潰れるは大嘘です。関電の決算書を見れば、小学生の割り算で誰でも分かります。




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原発をすぐ動かさないと、関西電力がすぐに潰れるは、嘘です。
関電には、過去に溜め込んだ資産があるので、有り得ません。

平成24年決算 左が平成23年3月期 右が平成24年3月期


今期は、赤字が発生しています。△←赤字という意味です。

じゃあ、すぐ潰れるかというと、そんなことをはありません。




上記の赤字の影響を受けて、純資産が減少しています。

ただし、よく見ると、純資産が1兆5298億円(うち利益剰余金1兆円以上)もあります。

すぐに潰れることは、ありえません。

仮に、毎年5000億円赤字がでても、1兆5000億円÷5000億円で3年は持ちます。


(東電の事例を見ると、金融機関からの支援が考えられるので、現金不足による倒産は考えられません。)


現実的に、本当に危なくなれば、値上げが認可されるでしょうから、もっと延命できます。さらに過去の決算を見ると、黒字だらけなので、税金の還付も受けれます。

関電HP 財務指標の推移



つまり、原発再稼働をすぐにしないと、すぐに潰れるは、小学生の割り算で分かる大嘘です!

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追記 

古賀さんは、即時廃炉による財務悪化の可能性に触れていますが、それは可能性が低いのではないでしょうか。同じ基準で、東京電力にも適用されると、東電が債務超過となり倒産するからです。

東電には、公的資金の焦げ付きと、銀行が大損しかねないので、やらないだろうと思います。政府も、金融機関を守る方向で動いています。

管理人は、むしろ、決算対策の側面が強いと見ています。


関電「再稼働」目指すワケは「債務超過」避けるため・オカマのめぐさん東京新聞に情報提供・他:3ネタ


そしたら、純資産1.8兆、1.9兆というところから、もう1兆円ぐらいまで落ちちゃうんですよ。で、その上に昨年度すでに3000億ぐらい赤字が出ていますね。これで損失が出てきますから、それに今年度も5000億ぐらい赤字になるかもしれないと言われていて、そうするともう8000億ぐらい。そうしたら純資産がほとんど食いつぶされて、ま、ちょっとだけ残るというような形になります。で、来年度また何千億か赤字を出すと、その時点で債務超過になってしまうという可能性がある









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