埼玉県ホットスポットで尿検査、対策の甘い子供5人中4人尿から放射性物質が検出。データの注意点。

放射能から子ども達を守ろう、みさと」さんが、10月の中旬に18名の参加者により体内の放射性物質を測るための尿・母乳検査を実施致されています。

(1)ホットスポット
(2)同一時期
(3)同一地域

  データを読み解く際に注意すべきことは基本的に、このような活動に参加されている方々は、比較的放射性防護の意識の高い人が参加されているということです。(時間がある方はどうぞ→尿検査データ結果の掲示板から、内部被曝実態を読み解く際の注意点について

例えばですが、3.11以後、すぐに関東=東北で放射能対策をとられた家庭は極めて少数です。 給食で言えば、対策をとられた方はクラスで一人・学校で一人なんて情報も流れていました。

 繰り返しになりますが、

(1)「放射能から子ども達を守ろう、みさと」さんや、「けいとうさぎ」さんにデータを提供するような方々は、意識の高い方々


(2)大人・子供に関わらず実態はかなり悪い


(3)インフルエンザワクチンや公共事業に金を捨てるのではなく、(特に子供の尿検査などにお金を向けるべき

  時間のある方は、以上を踏まえた上で東京新聞と埼玉新聞の記事を読み比べてください。 同じ内容でも、見出しで印象が大きく変わることがよく分かるので、新聞報道は引き続き要注意と思います。



三郷の子ども5人 尿からセシウム検出 2011年12月29日 東京新聞 予備

  三郷市の市民らでつくる「放射能から子ども達(たち)を守ろう みさと」は二十八日、同市内の三~十歳の子ども五人の尿から一リットル中一・〇四~〇・一九ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。 同団体は十月、同市内の母親三人の母乳と、子ども十五人(男七人、女八人)の尿の検査を専門機関に依頼。十歳女児の尿からは一・〇四ベクレルのセシウムが検出された。母乳からは検出されなかった。 同団体によると、セシウムが検出された五人のうち四人の家庭では福島第一原発事故後から外遊びを制限するなど内部被ばくを抑制する対策をしていないか、十分ではなかったという。田中慶大代表は「家庭で早い段階から内部被ばくの対策をしていたかどうかが影響した可能性がある」と指摘する。 (大沢令)


2011年12月28日(水) 三郷の子の尿からセシウム 15人中5人 埼玉新聞 予備

  三郷市の保護者でつくる市民団体「放射能から子ども達を守ろう みさと」は27日、市内に住む3~10歳の15人の尿を独自で調査し、5人から放射性セシウムが検出されたと発表した。また市内在住の女性3人(31~35歳)の母乳を検査したところ、同セシウムは検出されなかった。 同団体は会員から希望者を募り、市内在住の子どもの男女15人を検査。10月15~20日に尿を1リットル採取し、国内の検査機関で分析した結果、5人の男女(3~10歳)から放射性セシウムが1リットル当たり1・04~0・19ベクレル検出された。 「放射線対策をとっていない」または「6月以前は対策をしていなかった」とするグループでは、検査した5人のうち4人の尿から放射性セシウムを検出。一方、放射性物質を含有しやすい食材を避けるなど「対策をとっていた」グループ(10人)で検出されたのは1人だった。 同団体の田中慶大事務局長(33)は「この検査では健康被害は分からない。だが対策を取れば内部被ばくのリスクを減らせることが分かった」としている。同団体は三郷市に食品用の放射性物質測定器を購入し、給食を測定するよう求めている。







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