小泉進次郎 東電社員ボーナスに賛成 福島原発廃炉の為に配慮がいる

小泉進次郎衆議院議員（小泉首相の息子）が、東電社員ボーナスに賛成のようです。福島原発廃炉の為に配慮がいるのがその理由との事です。一番危険な現場作業は、下請けの原発作業員であり、彼らの給料は削られています。彼が実体を把握していないことの分かる一言と思います。

寺岡呼人ブログ

○小泉進次郎　関東学院大学

○「東電のボーナスは上がるのに、電気料金がなぜ上がる？」という質問。

○これから40年間福島を廃炉にするのは、東電の社員

○その人達が誇りを持って、命を賭けて働けるような配慮も必要ではないか。

▲2012-06-17 14:08:12小泉進次郎さんとの講演

山形から戻った翌日は、小泉進次郎衆議院議員との関東学院での講演があった。

（中略）

小泉さんとは、「3.11」「原発」「TPP」「尖閣購入」「消費税」「大阪維新の会」など様々な話をした。学生からの質問にも丁寧に答えていた。

例えば「東電のボーナスは上がるのに、電気料金がなぜ上がる？」という質問。これはマスコミを通じて広まってるニュースだ。この部分だけが報道されるので、みんなが「許さない」という風潮になる。

でも、これから40年間福島を廃炉にするのは、東電の社員であり、その人達が誇りを持って、命を賭けて働けるような配慮も必要ではないか。更に今の学生が「東電に入って40年間廃炉の為に働きたい」って言えないムードも、偏り過ぎではないか、と小泉さんは丁寧に答える

全廃にするにしろ、そういう冷静な議論とスピード、更に実践してくれそうなリーダーシップが今後求められると思う。

（中略）

東電社員は本当に命を掛けているのでしょうか。加えて、現場作業員の待遇悪化を考えると完全にピント外れではないかと思います。関東学院の聴衆は本当になっとくしたんですかね?

現場で命を掛ける作業員

▲福一3号機で原発作業員が高線量被曝2.55mSV

ニュースにもなる４号機の燃料棒取りだしが0.6mSvの線量で、ニュースにもならない3号機カバーリング工事中のトラブル対処で最大2.55mSvでござるよ。と思ったら何か凄い事やってるんだなと

▲福島原発作業員がアトックス社や東電など電力会社の身分差別を語る

「過去の栄光」意識から抜けることのできない電力社員や元請企業社員がまだまだいるのも事実で、件の人物はそのような意識のまま１Ｆにいるんだろうな。アトックスさん、このニシウチっていう人を責任者として配置してるようじゃ、１Ｆが実質国有化になった時、受注できなくなりますよ。

食の差別も

▲原発作業員と東電社員の食の差別が酷すぎる

そのうちの1カ所は隣接して一般作業員も立ち寄るホールボディー場もあり、お昼時には一般作業員の目の前で堂々と東電社員が安くて豪華なメシを食っている。

給与ダウンについて

▲福島原発作業員切捨て月収20万円未満に 東電社員は大幅賃上げ要求中

絶望が収束作業現場を支配しています。自分たちの給料も月収20万を切りました。昨年から6万円以上の賃金ダウンです。いっそのこと集団で職場放棄しちまえ、と半ば真剣に、半ば冗談で話しあう毎日です。

▲東電社員は年収大幅アップ 福島原発作業員は時給制で給与カットに撤退の話も 酷すぎる格差

1Fで働く者への報酬が時給制になるらしい。この話しを受けてうちの会社も今年度いっぱいで原子力部門から撤退すると社長。

小泉進次郎さんのように、父親の強固な後援会を引き継いでいる方は当選確実でしょう。特に電力会社に媚びる必要もないと思うのですが、ただ単に実態を知らないだけなのでしょうか。それとも、何らかの利権に関る関係があるのか、気になりますね。

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