福島県の警戒区域の海域のババカレイから1260ベクレルのセシウム検出。




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福島第1原発の警戒区域内の魚介類調査です。
場所は、福島第一原発の南の海域で、福島第二原発とJ-Village沖合の間に位置します。

< 参考資料 >平成24年4月25日東京電力株式会社 魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>

(上記から抽出)
ババガレイ(筋肉) 木戸川沖合2km付近平成24年4月11日Cs134 530 Cs137 730

コモンカスベ(筋肉) 木戸川沖合2km付近平成24年4月11日Cs134 290 Cs137 410


マコガレイ(筋肉) 木戸川沖合5km付近平成24年4月11日Cs134 390 Cs137 530

ババガレイ(筋肉) 木戸川沖合5km付近平成24年4月11日Cs134 310 Cs137 420

コモンカスベ(筋肉) 木戸川沖合5km付近平成24年4月11日Cs134 330 Cs137 450




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毎日新聞 2012年04月20日 23時13分(最終更新 04月20日 23時59分)


 東京電力は20日、福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域の海域で採取した魚介類の放射性セシウムの測定結果を発表した。スズキから1キロあたり1610ベクレル検出するなど、採取した13種のうち、7種で食品の新基準値(1キロあたり100ベクレル)を超えた。

 今月7日、福島県楢葉町の木戸川の沖合2キロと5キロの地点で刺し網で採取した。検出した1キロあたりの放射性セシウムは、ムラソイ830ベクレル▽コモンカスベ740ベクレル▽マコガレイ490ベクレル--などだった。

 調査は3月末に始め、6月まで実施する。東電は「今後も調査を続け、魚介類への影響を調べたい」と話している。【奥山智己】


検査の際に、内臓などを除けるなどしていた場合、さらに検出される可能性があります。検査方法が気になります。


茨城でも検出されており、太平洋沿岸はやはり厳しいですね。



2012年3月24日(土) 

県は23日、県内各沖などで8〜21日採取した魚介類45種87検体の放射性物質検査の結果を発表した。新たに、大洗沖のスズキと北茨城沖のショウサイフグの計2魚種から、1キロ当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出された。3月27日以降に県内全域で出荷自粛をするのは計7魚種となった。

検査結果によると、77検体から218〜0・7ベクレルのセシウムが検出されたが、いずれも暫定基準値500ベクレルを下回った。北茨城沖のコウナゴなど残り10検体は「不検出」。

今回の検査で、大洗沖のスズキから同218ベクレル、北茨城沖のショウサイフグから同111ベクレルのセシウムが検出された。

3月以降の検査で100ベクレル超は▽ニベ▽マダラ▽コモンカスベ▽コモンフグ▽マコガレイ▽スズキ▽ショウサイフグの7魚種。50ベクレル超は▽ババガレイ(北部)▽ホウボウ(同)▽アカエイ(南部)の3魚種(23日現在)。


分かりやすいシミュレーション 河川の水が南下している。




投稿日: 2012年1月16日

前回のETV特集でも出てきましたが、川から流れてきた水は、地球の自転とか密度差の問題から、南に流れていく性質があるそうです。従って、沿岸では海底土の汚染も南に向かっていくのではないか、と考えられました。

そう思って茨城県の沿岸を南にずっと調査しました。この調査には、いつもの岡野先生の開発した特殊な機械を用いています。この機械を用いると、その場で海底土の放射能濃度もだいたい測定できるのです。

その結果、高萩沖(原発から80km)の岩場の堅い地質の所では30Bq/kg前後で低かったのですが、もっと南のひたちなか市(原発から120km)では、海底に泥がたまっているため、高い(380Bq/kg)濃度の海底土のセシウムが検出されました。

また、11月のETV特集において38Bq/kgだった銚子沖では、2ヶ月後に測定した今回は112Bq/kgと3倍近くに増加していました。


上記の画像(下記の動画内のもの)で明らかですが、福島及び、茨城の河川からの放射能汚染水の南下により、茨城県沖・千葉県沖の魚介類も放射能汚染されていることは、十分に推測されていたことです。

汚染の多寡はあれど、子供には当然、食べさせるべきではないと考えます。

茨城新聞の見出しは出荷自粛の数を記載していますが、内容の重要度から考えると、ほとんどの魚介類からセシウムが検出されていることを見出しにすべきではないでしょうか?


2012年1月15日(日) 午後9時00分~9時49分総合テレビシリーズ原発危機知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~ 予備


東京電力・福島第一原発の事故によって、大気中に、そして海に放出された大量の放射性物質。事故から10か月、放射能汚染はどこまで広がり、その影響はいつまで続くのか。その実態を明らかにするひとつの鍵が「水」という存在だ。今回、NHKでは、専門家チームとともに初めて、原発から20㎞圏内の海の本格的な汚染調査を実施。同時に、陸においては、山間部の湖から河川もふくめた広範囲の調査も行った。そこからは、次々と新たな放射能汚染の実態が浮かび上がってきた。予想もしない場所で発見されたホットスポット。山奥の湖で、人知れず進行していたワカサギやイワナなど淡水魚の汚染。いずれも放出された放射性セシウムが、「水」を媒介にして意外な影響をもたらしている現実だ。こうした結果は、これまで事故以来、様々な調査にもとづいて作られてきた日本列島の「放射能汚染地図」を改めて書き換える必要があることを意味している。放射性物質はいかなるメカニズムによって運ばれ、魚介類に濃縮され、私たちの暮らしを脅かしていくのか、その知られざる実態に迫る。




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