(重要)東京電力は指摘を30年以上放置、外部電源喪失の一因に!福島第一原発で耐震性が低いとの指摘の電気設備を放置。




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杜撰ですね。
外部電源の受電部と、鉄塔自体もダメな訳です。

どっちがやられても、外部電源はダメになるのにどっちも杜撰でした。


2012/04/22 17:49   【共同通信】

 東京電力の担当者も参加した研究機関が30年以上前、「耐震性が低い」と指摘した電気設備が福島第1原発で交換されないまま使われ、昨年3月の地震の揺れで倒壊、外部電源喪失の一因になったことが22日、分かった。

 福島第1原発事故では地震後の津波で配電盤などが水没したため、この電気設備が倒壊しなくても電源喪失を免れることはできなかったが、東電の安全対策の欠陥があらためて露呈した形だ。

 この設備は、外部電源を受電する「開閉所」の遮断器。福島第1原発では重心が高い「がいし型」が使われていた。

外部電源については、土木の面から見てもえっと思うことをやっています。
他の原発も大丈夫なのか、と思わせる事象です。



 東京電力福島第1原発事故の際、5・6号機に外部電源を供給する電線の鉄塔が倒れたのは、隣接地の沢を1960年代後半に埋めた時に排水管を設置しなかったため、盛り土が巨大地震の強く長い揺れで崩れたことが原因と分かった。東電が17日、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。

沢の水を処理せずに、土だけ盛ったと。

66年当時の工事図面などによると、鉄塔建設地に向かって沢が流れており、盛り土をした後は地下水の流れとなった。この流れの位置は旧表土層から約2メートル上になり、盛り土の中を通る形になっていた。

そりゃあ、中がぐちゃぐちゃになりますね。
下記についても、緊張感がないというか、重要な事と思ってなかったのか。
なんでなのですかね?

2012年2月25日 19時43分 更新:2月25日 19時57分 予備

 また、東電は同日、福島第2原発4号機で、放射性物質の放出量予測などに利用される「緊急時対策支援システム」(ERSS)に一時的にデータが送信できない状態になっていたと発表した。東電は計算機の機能を確認するため、2月14日午後2時過ぎから同24日午後2時50分までERSSを停止。その後、計算機を復旧させたが、東電社員はERSSの電源を入れ忘れたという。【神保圭作】

ヒューマンエラーじゃすまないですね。汚染水の報道と一緒にこそっとでてます。
それが起こらない様に、マニュアル整備・訓練・自動化などをする訳です。


前にもこれに絡むトラブル(?)をやっています。

【東電】震災時、非常用電源が接続されておらず必要な情報を国のシステムへ送れなかったことが判明
東京電力福島第一原子力発電所で、原子炉の状態などのデータを監視している国のシステムへ情報を送る装置に 非常用電源が接続されていなかったため、震災直後に必要な情報を送れなくなっていたことが分かりました。 

非常用電源が接続されていなかったのは、全国の原発の原子炉の温度や、周辺の放射線量などの情報をリアルタイムで監視する「ERSS」という国のシステムに情報を送るための装置です。 
東京電力によりますと、福島第一原発では、事故の4か月前のおととし11月この装置に予備として非常用電源を接続することを計画していましたが、用意したケーブルの長さが足りずに、接続しないまま放置していたということです。 


このため福島第一原発では、去年3月11日の地震直後に外部電源を失って以降、必要な情報を送れなかったということです。この国のシステムは、およそ2時間後に故障して停止したため使えなくなりました。 

ケーブルの長さが足りずに放置、電源の入れ忘れ。
女川と東海もダメだったと。ホントにダメな会社ですね。

東日本大震災の影響によるERSSに係る伝送停止について 平成24年1月31日経済産業省

SPEEDI Wiki
2011年3月に起きた福島第一原子力発電所事故では、3月11日夜以来原子力安全・保安院が、12日未明以来文部科学省が、多数試算してみていた。その試算では、福島第一原子力発電所のプラントデータを配信する緊急時対策支援システム(ERSS)[3] のデータが使用不能になっていため、放射性物質放出量の条件については仮想事故データなどの仮定を入れて、実際の風向きなどでの20~100km四方程度の地域について一定時間後の各地の大気中濃度、地表蓄積量などをSPEEDIで出して配信した。




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