原発廃炉で電力会社、債務超過4社 経産省試算の簡単なトリック



原発廃炉で電力会社のうち、債務超過に4社がなると経産省が試算しました。
あくまで試算ですが、簡単なトリックがあるので紹介。



報道




原発を廃炉にすると、電力会社が債務超過になる仕組み

 政府が原発を再稼働させずに廃炉にすると決めた場合、電力会社10社のうち4社が資産より債務(借金)の方が多い「債務超過」になるという試算を経済産業省がまとめたことがわかった。政府は電力不足を理由に再稼働を進めるが、電力会社の経営が成り立たなくなることも背景にある。

 試算は民主党議員の求めに応じ、経産省がつくった。債務超過になるのは北海道、東北、東京の3電力と、原発でつくった電気を電力会社に売っている日本原子力発電(本社・東京)の計4社。債務超過になると、銀行などからお金を借りることが難しくなり、経営がたちゆかなくなる。

 債務超過になる理由は、原発を廃炉にすると決めた瞬間、これまで資産だった原発は資産としての価値がなくなるからだ。資産の目減りを損失として処理しなければならず、大きな赤字を一気に抱えてしまう。



下記を見れば、すぐに分かると思います。
無論、電力会社の経営には大ダメージとなるので、抵抗はすると思います。

簡単なトリック

報道では、廃炉=電力会社が債務超過という印象を受けました。
結論から言うと、半分正しくて、半分ウソです。

簡単な式

純資産―廃炉の費用<0


マイナスならば債務超過です。


マイナス(債務超過)を防ぐ方法

簡単に言えば、下記の方法で防げます。

○資産の売却(帳簿上安いもの)

○増資 →純資産が増加

○債権放棄 →純資産が増加


・純資産=資産-負債

・債権放棄は、負債が減少

・純資産(↑)=資産-負債(↓)

○値上げ →純資産増加に繋がる

・これは最後ですね。


その他

○借入が困難→政策投資銀行(国有銀行)から貸し出す。東電の事例が既にあり。

関連記事・:


0 件のコメント:

最近の記事も是非どうぞ