エドウィンで不正経理が発覚しました。純資産のほとんどが吹っ飛ぶ可能性が浮上してます(2012年1月) 。報道によれば、200億円『以上』の損失隠しが示唆されており、純資産のほとんどが吹っ飛ぶ可能性があります。
経理担当者の不審死も気になります。そもそも経理担当が4年間も同じで、一存で200億円の損失を出せる契約を行えるほど、ルーズな会社だったのでしょうか?
(追記)
粉飾決算 脱税と倒産で、粉飾決算について解説していくので、こちらもご参照。
▲EDWIN
証券投資の失敗隠し
エドウィンに不正経理の疑いが浮上しています。
経営規模から考えると、非常に大きな金額ですね。
▲エドウインWiki
純利益
2億6213万9000円 (2012年1月20日終了期)
純資産 298億7044万8000円 (2012年1月20日時点)
総資産
487億3812万円 (2012年1月20日時点)
売上高 約290億円 (2011年5月期)
▲リンク
経営規模から考えると、銀行の姿勢によっては倒産も有り得ますね。
簿価の安い、不動産で含み益などはのこっているのでしょうか。
銀行に虚偽の決算書を提出していたことがポイント
2008年のリーマン・ショックで損失が発生したということは、円高によるデリバティブ商品の損失の気がしますね。
商流がよく分かっていませんが、エドウィン、ジーンズの会社ですので中国やバングラディッシュの会社などから、繊維を輸入。その対価で支払うドルについて、何らかの金融商品を銀行か証券会社と契約していたのではないかと考えています。
一言で言えば、
輸入の為にドル購入のデリバティブ契約をしていたが、円高で大損をしていたのではないかという予想ですね。
似たような事例でサイゼリヤが有名ですね。
サイゼリヤの事例 朝日新聞の間違い
下記、朝日新聞の記事ですが、どう思いますか?
上記を簡単にまとめます。
(1)輸入の為にドルを調達する契約
(2)一定の為替の価格までは、サイゼリヤは利益が発生する
(3)一定の為替の価格から、円高ドル安に振れると購入価格が加速度的に高くなる仕組み
一見すると正しいのですが、実は(3)が間違っています(続きを読むがあるがあるので、その後に書いてあるのかもしれません)。読売新聞の記事を見ましょう。
この契約の本質は、1豪ドルが
一定価格の円高になったときに1豪ドル600円という、有り得ないぼったくりのような価格で、豪ドルを調達し続けなければならないという点です。
あくまで管理人の推測ですが、リーマンショックの頃と報道がありますので、エドウィンも外資系の金融機関が絡んでいて、デリバティブ契約で大損をしたのかと考えました。無論、円高で損をする仕組債を購入していたのかもしれません。報道では、証券投資と不正経理を繰り返したとなっています。
経理担当者は自●
この件ですが、エドウィンの経理担当者の自●で、発覚したとのことです。
投資の失敗のメールということですが、どうなのでしょう?
200億円も経理担当者の一存で、損失など有り得るのでしょうか?しかも、総資産500億円の会社であれば、余裕資金が200億円もないはずですが、何のお金でしょうかね。
一気に財務内容が悪化しますし、粉飾決算ですから(報道通りなら、損失隠し。嘘の決算書提出)銀行借入があるのであれば、非常に厳しい状況に追い込まれますね。
(追記)
続報がでているので、追記します。
どうやら、
EDWIN倒産報道の真相は、デリバティブ損失だけで300億円。資産の架空計上が600億円あったようです。詳細はリンク先をご参照。かなり、深刻な粉飾決算ですね。
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