福島プルトニウム検出 原発事故と文科省が警戒区域解除後発表

福島県でプルトニウム検出と文科省が発表。サンプル採取から1年以上経過している上に、楢葉町の警戒区域解除後に発表しています。マスコミはその点も追及すべきではないでしょうか。

▲枝野と岡田はフルアーマー 南相馬市で完全防備。知っていたのでは?


文部科学省の発表



2012年8月21日 19時17分

東京電力福島第一原子力発電所からおよそ32キロ離れた福島県飯舘村の土から、原発事故で放出されたとみられるプルトニウムが検出されました文部科学省は、「濃度は低く被ばく量は非常に小さい」としています。

飯舘村で検出、原発事故で放出されたのでしょうね。
それにしても、どうして発表にここまで時間が必要だったのでしょうか。

2011年6月と7月採取 昨年のもの



文部科学省は、去年6月から7月にかけて、福島第一原発から100キロ圏内の合わせて124か所で採取した土について、プルトニウムが含まれているかどうか調べました。
その結果、原発から主に北西方向の飯舘村、浪江町、南相馬市、それに、大熊町の合わせて10か所で、原発の事故で放出されたとみられるプルトニウムが検出されました。

サンプル採取は、2011年6月から7月となっています。NHKは、なぜ1年後に報道しているのか疑問はないのでしょうか、別のサンプル測定で機器があかなかったのかなど、その点について取材をすべきと思います。加えて、その他の地点についても気になります。


飯舘村での検出量



このうち、原発から最も離れた場所は、およそ32キロ離れた飯舘村の地点で、▽プルトニウム238の濃度は、1平方メートル当たり0.69ベクレル、▽プルトニウム239と240の濃度は、合計で1平方メートル当たり2ベクレルが検出されました。

飯舘村で検出、20キロ圏内より外側に飛散しています。
加えて、既に指摘されていますが、プルトニウムは重たいから飛ばないというのも、嘘でしたね。

2011年9月には既に発表されている


原発事故のあとの国の調査では、去年9月にも、プルトニウムが原発からおよそ45キロ離れた飯舘村など6か所の土から検出されたことが分かっています。
今回の調査結果について、文部科学省は、「検出されたプルトニウムの濃度はいずれも低く、被ばく量は非常に小さい」としています。
管理人が気になったのは、この発表のタイミングです。
先日、気になるニュースが1つありました。

楢葉町の住民帰還



▲福島県楢葉町住民帰還 原発作業員の語る現状が酷すぎる2012/08/12

福島県楢葉町の警戒区域が今日(10日)に解除され、住民が久しぶりに自宅に戻りました。 
町の面積のおよそ8割を占めていた警戒区域はすべて避難指示解除準備区域となり、宿泊はできませんが、立ち入りが自由になります。
原発作業員ハッピーさんの指摘で気になった事。詳細は上記リンクご参照。


○家の中を片付けたゴミを仮住まいまで持ち帰っている人がいる。
○楢葉町はまだライフライン全て復旧するにはあと二年かかると言われている。
○3.11以降そのままの草むらを降りて川から水を汲んでる人。
 原発の南側は大熊町がプルトニウム検出と発表されていますが、楢葉町はどうだったのかという疑問があります。先に、北側の大熊町で、プルトニウムが検出されたとう報道があったのであれば、どういった影響を与えたのか考えてしまいます。



南相馬市でも検出されている


冒頭の報道ですが、南相馬市でも検出したと発表されています。

▲福島県南相馬市に、住民を使用しての低線量被曝の研究を示唆した公的文書が存在。児玉龍彦氏の専門分野。2012/05/02

▲児玉龍彦 除染は福島で無理と認識2012/03/19


ですから一応、二本松モデルと呼ばれていて60坪位の土地に30坪位のお家が立っている場合に、今いったような除染のコストを計算して頂くと、ゼネコンでやってもハウスメーカーでやっても工務店でやっても、きちんと落とそうとすると、大体その位の規模で大体500万円というのが、私共が前から申し上げている計算値です。

はい。それで今、原子力機構という所が、モデル除染というのをやってますが、私のほうにも様々なゼネコンの方々がメールなどを頂くのですが、ほとんどが今の一戸70万円という県の予算では、ほとんど落とせません。どうしたらいいですかって。

現在、除染が進んでいるのか、よく分からないですが、児玉氏の指摘では予算不足で無理な可能性がありますね。プルトニウムが検出した地域に南相馬市と報道されています。避難より除染なのか、除染より避難なのかも気になるところですね。

それにしても、プルトニウム検出の発表。サンプル採取から1年後とは非常に遅いですね。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/main_pdf_series_28.html
プルトニウムは24時間で分析できるのだそうです。
>前処理-化学分離-測定-計算-報告を24時間程度で実施できる

port さんのコメント...

>匿名さん
情報深謝です。
ということは、もう確定ですね。

一部だけでも、もっと情報だせましたね。

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