最終処分場 核のゴミ捨て場は鹿児島が候補地 動画文字起こし

放射能問題ですが、鹿児島が放射性物質の最終処分場、候補地として政府内で検討されていることが明らかになりました。その報道の動画、文字起こしです。東電とも全く関係ない地域ですね。


福島第一原発からおよそ1500キロ離れたこの町



 鹿児島県南大隅町。福島第一原発からおよそ1500キロ離れたこの町が今、揺れている。人口9000人に満たない漁業と農業の小さな町が、放射性物質に汚染された土の最終処分場の有力候補地として政府内で浮上したのだ。




最終処分場について具体的な地名が上がるのは初めてのことです。その候補地とはどんなところなのか。

『見えてきました。見えてきました。この先に見えますのが最終処分場の候補地です。切り立った崖が見えます。』


 東日本大震災以降、福島県内では放射性物質を除去するための除染作業が行われている。取り除いた汚染土は現状、市町村ごとの仮置き場に保管されている。黒い大きな袋に包まれているのが汚染土だ。除染作業で大量に発生するが、こうした仮置き場の設置はなかなか進まない。理由は、住民の不安にある。


政府の除染計画と問題点


伊達市住民集会、先月6日

 東日本大震災以降、福島県内では放射性物質を除去するための除染作業が行われている。取り除いた汚染土は現状、市町村ごとの仮置き場に保管されている。黒い大きな袋に包まれているのが汚染土だ。除染作業で大量に発生するが、こうした仮置き場の設置はなかなか進まない。理由は、住民の不安にある。

 「仮置き場が2年なり3年なりで置いたものが、そのまま5年、10年という風に長期間置かれてしまう。そういう心配はないのか」



 政府の計画では除染作業で出た汚染土は、まず、市町村ごとの仮置き場に保管する。その後、県内の中間貯蔵施設に移すとしている。さらに30年以内に、福島県外に設置する、最終処分場に移す計画だ。中間貯蔵施設についても、交渉の難航が予想される。理由は仮置き場と同じだ。


政府内で有力候補地として浮上


福島県 双葉町 井戸川克隆 町長

 「必要性と安全性と必ず持っていくのでなければ議論に入れません。最終処分場の話もまだ出ていませんから」

 除染活動を進める上で最大の課題である最終処分場の設置。公の場で議論は進んでいない。だが、政府内では密かにその候補地の選定が進められていたのだ。本土最南端に位置する鹿児島県南大隅町。この町が最終処分場の有力候補地として政府内で浮上していることがJNNの取材でわかった。具体的な候補地は、南大隅町の南東部にある土地だ。


南大隅町 森田町長


私たちは候補地付近に船で向かった。すると。

阿部俊輔 記者

『見えてきました。見えてきました。この先に見えますのが、最終処分場の候補地です。切り立った崖が見えます』

さらに近づくと

『私の後ろには広大な敷地が広がっています。民家はおろか人の姿はありません。手つかずのままの自然が残っています』

空から見ると、そこには広大な山林が広がっている。政府は既に、水面下で町の関係者に接触を始めている。環境省幹部もJNNの取材に対し、地元との調整を進めていると話した。


 南大隅町の森田町長は今朝(23日)、私たちの取材に対して、次のように答えた。

記者
最終処分場の候補地として南大隅町があがっていますが、政府側とコンタクトや話をしたことはありますか

鹿児島・南大隅町 森田俊彦町長
いや、ないですね。それは、どこか手を挙げてくれないかなという話はですね、私のみならず、他の首長だんでも、みんなあるんじゃないですか。探りじゃないのかな。そういう話は、あるんだとは思いますけども、ただ正式なそういう話っていうのは一切ないですね


鹿児島県 伊藤知事


 また、鹿児島県の伊藤知事は。

 「何らの呼びかけも国の方からありませんね。いや、受け入れるような余地がない。受け入れるつもりもないですし」(鹿児島県 伊藤祐一郎知事)

 一方で、地元の住民からは戸惑いの声が上がる。

南大隅町の住民

 「ちょっと難しいですよね。一概にダメとも言えないし」
 「持ってきてほしくないと思いますし、でも向こうの方々を思うと誰かが少しでもしてあげないと・・・」


唯一にして最大の最終処分場候補地


 ある政府関係者は、JNNの取材に対し、「南大隅町は唯一にして最大の最終処分場候補地だ」と話している。


動画


鹿児島は、東電と全く関係のない地域です。福島原発の電気も使っていなかったですし、何とも酷い話ですね。地元の首長は否定していますが、水面下で話が進んでいるのでしょうか。

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