企業年金2000億円の大半が喪失。←(追記)植草一秀さんが顧問に在籍の件について、ご本人から説明しております。




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年金喪失かぁ。嫌だね、こういう詐欺は。



国内独立系の投資顧問会社、AIJ投資顧問(東京・中央、浅川和彦社長)が企業年金から運用受託していた約2000億円の大部分が消失していることが23日、証券取引等監視委員会の検査でわかった。長期にわたって高い運用収益を上げているとの虚偽の情報を顧客に伝え、実態を隠していた疑いがあるとして、金融庁は24日、AIJに業務停止命令を出す。年金運用会社のずさんな実態が判明したことは、企業年金の運営に深刻な影響を与えそうだ。 

1月下旬に始まった証券監視委の検査でAIJの不適切な業務内容が判明した。同社は運用開始以来、最大で240%の利回りを確保していると顧客に説明してきた。だが、監視委は説明と異なり、約2000億円の年金資産が大幅に消失している実態を把握した。 


240%の利回り?無理に決まってるやん(笑)。



同社の開示資料などによると、11年9月末時点で124の企業年金から1984億円の資産を受託していた。企業年金の運用会社としては大手に継ぐ規模。
<中略>
アドバンテストや安川電機など複数の大手企業年金も顧客になっている。


上場企業なら、年金資金の追加負担で業績修正いるんじゃないの?今後に注目。




「99.9%の確率でまともな運用をしていないはずだ」
ヘッジファンドの調査を手がける有力な専門家はAIJをこう分析する。オプションの売りを柱にした投資戦略では理論的に株価が大幅に変動した時には運用収益も大きく変動する。AIJが株価急落時にも安定的な高収益を上げていることは説明がつかないという。



・・・アウト!

これは、お金を預けた企業の担当者も、バカということですね。

オプションの権利を買ったほうは、いざというときに損失を限定できます
その逆でオプションの権利を売ったほうは、損失を限定できません。

相場の変動が多い中、安定的高収益など不可能に近い。
で、目をつけられたのでしょう。

http://www.shiseibungaku.com/pdf/chirashi_01.pdf

あれ、植草一秀さんが顧問だぁ!

メルマガか何かで語るのかな?


<追記>
ご本人から説明がありました。

2012年2月24日 (金)AIJ投資顧問の運用資産消失報道について
予備


AIJ投資顧問という名称の投資顧問会社の運用資産消失が本日付の日本経済新聞で報じられている。

 
 私は、2004年4月に冤罪事件に巻き込まれたのち、このAIJ投資顧問会社から顧問の職をいただき、何度かセミナー等の講師を務めさせていただいたことがある。
 
 しかし、その後、私が2006年に再度冤罪事件に巻き込まれたために、顧問の仕事は辞職した。
 
 他方、私が運営するリサーチ会社が発行している経済レポートを購読いただく形での接触をいただいてきた。
 
 私とAIJ社の関係は、純粋に経済金融情勢についての情報を私の側から一方的に提供するということだけに限定されており、それ以外の、AIJの業務には、一切関与していないことを明示させていただく。
 
 今回、このような事態が報道されているが、当然のことながら、これらの事態に私は一切関与しておらず、驚愕している状況である。
 
 報道されていることが事実であるとすれば重大な事態であり、一刻も早い全容解明が望まれると同時に、適正な対応が取られることが強く求められる。
 
 私が関係する企業の問題が表面化しているので、情報が混乱しないよう、私の側から、事実関係を正確に報告させていただいておく。

経済レポートの繋がりは、あるのか。
それまた、何とも・・・。

(追記)
タイトル変更。
既に顧問は辞職。経済レポートの繋がりはあり。




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