甲状腺ガンの記事がでた。放射性ヨウ素以外の核種の危険性について←バンダジェフスキーによるとセシウムも甲状腺に蓄積する。




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福島から、北海道への疎開者に甲状腺ガンの疑いがあると記事がでました。
管理人としては、放射性ヨウ素以外の核種も見てみようかなぁと。

<追記>
末尾の記事については、IWJ Hokkaidoで会見をしているようです。


どっかで見た記憶があるなぁと探していたら、分かりやすいのがあったので掲載。

警告 セシウムで甲状腺癌がん(←引用文献は、こちらのリンクで確認どうぞ)

米国科学アカデミーのチェルノブイリに関する報告書を読んでいたら、戦慄すべき研究結果を見つけた。同書の299ページの表12.8がそれだ。重要だと思われるので転記する。Bandazhevsky(2003年)の論文(注2)によると、(チェルノブイリ近くの)ゴメリ州で1997年に検死された子供56人の部位別セシウム137の蓄積量(ベクレル/kg)は以下であった。

甲状腺 2054±288
副腎  1576±290
すい臓 1359±350
胸腺  930±278
骨格筋 902±234
脾臓  608±109
心臓  478±106
肝臓  347±61

現在日本中で、半減期が8日ほどのヨウ素131こそが甲状腺がんの主要因だと思っているが、この研究結果を見ると、他の臓器への蓄積量と比べると、セシウム137は甲状腺に最も蓄積する。ヨウ素131にだけ注意すれば子供達を甲状腺がんから守れると思っていると大火傷する研究結果だ。セシウムに汚染された農産物・海産物は、子供がいる家庭は絶対に摂取すべきではない。子供が死んで解剖すれば、このような感じで蓄積するだろう。同様に、すい臓に蓄積するなら、すい臓癌や糖尿病を引き起こしている可能性もある(ストロンチウム90はベータ崩壊するとイットリウム90となり、これが同様にすい臓に溜まることを思い出そう)。わたしは、自分の子供の首に「チェルノブイリの首かざり」ができることを望まない。


私も、この投稿者に同意見です。
子供の甲状腺は、大人よりさらに小さいので、子供の食事は注意すべきと思います。

こういった知見があるので、知らなかったではすまないでしょうね。
為政者・科学者は無論、親もですよ。



1)甲状腺の位置
甲状腺は、首の前側、まん中よりやや下、のどぼとけの下部に、蝶が羽を拡げたような形で拡がっています。
皮膚のすぐ下で気管と食道を取り巻くように位置していて、大きさや形の変化を外から観察できる臓器です。
大きさは、左右に広く縦4cm厚さ1cmで重さは15g、正常の甲状腺は柔らかいので外からは触ってもわかりません。
正常な甲状腺は外から見ただけではほとんどわかりませんが、甲状腺の病気になると腫れて大きくなった"甲状腺腫"と言われる状態になり、外からはっきりと形がわかるようになります。


甲状腺は、非常に小さなものであることがよく分かると思います。
ただし、これがなくなると非常に苦しみ、一生ホルモン剤との付き合いになります。
甲状腺の疾患と言えば、絢香サンが有名ですね。
バセドー病で苦しんでいる方が、私の知人にもいます。

患者数も多いので、「放射能大丈夫だー」の人は、甲状腺の疾患がどれだけ大変か身近な人に聞いて欲しいと思います。
余命の長い子供の人生において、相当なリスクがありますよ。

以下、記事がでています。実名の不具合が何かあるのでしょうね。
巻末の一言が印象的です。



「『今までにこんな例は見たことがありません』 

超音波の画像を診た医師はそうつぶやいたという。七歳女児(検査当時・以下同)の 
小さな喉にある甲状腺に、八ミリの結節(しこり)が、微細な石灰化を伴ってみられたのだ」 

「週刊文春」の巻頭特集「衝撃スクープ 郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い!」は、 
こうした書き出しで始まっている。 

北海道へ自主避難している親子309名(子供139名、大人170名)を対象に、 
昨年末から地元の内科医がボランティアで甲状腺の超音波検査を行っている。 

郡山から夫と離婚して避難してきた母親の7歳の姉に結節が見つかり、2歳の妹にも2ミリのものが見つかったのだが、 妹のほうはがんの疑いはないという。 

小児甲状腺がんはチェルノブイリ原発事故で、唯一公的に認められた被曝による健康被害である。 
旧ソ連のベラルーシでは、事故までの10年間で7人だった子供の甲状腺がんが、事故後は508人に上っている。 

札幌で甲状腺エコー検査を実施した内科医はこう言っている。 
「しこりのあった七歳女児と四歳男児の二人に加え、十九歳以上の『大人』九人の計十一人に、 
甲状腺がんの疑いがありました。うち成人女性一人はすでに甲状腺がんが確定、切除手術を行うことも決まっています」 

1月25日(2012年)には福島県で第五回「県民健康管理調査検討委員会」(以後=検討委員会)が行われ、 十八歳以下の甲状腺エコー検査の結果が発表された。1765人のうち26人に結節や嚢胞(のうほう)が見つかったが、「すべて良性」とされた。 

さらに福島県立医大の鈴木眞一教授は会見で、「二十六名はいずれも六歳以上。五ミリ以上の結節、 
二十ミリ以上の嚢胞が五歳以下で見つかることはありえない」と明言している。 

先の内科医は年間2000人ほど甲状腺の手術を行うが、鈴木教授がいうように、 小学生に上がる前の子供にできる可能性はほとんどないという。 

だが、発見されたのである。避難してきた子どもたちはいずれも原発事故のあと、3か月以上福島で暮らしていたのだ。 
7歳の女児はその後の血液検査の結果、「良性」と診断されたが、将来に不安が残ると母親は語っている。 

「診てもらった北海道大学の先生も、今までに十四歳未満でがんになった子供を二回しか診たことがなく、 
『いつ、がんになるかわからない』と。 

でも、しこりを切除してしまうと、今度は一生ホルモン剤を飲み続けないといけなくなるというのです」 

福島県で行っている甲状腺検診は3年かけて一巡するが、甲状腺学会の関係者はこう疑問を呈している。 

動物実験ではたしかに被曝しても一年で発がんすることはないという結果が出ているが、 
チェルノブイリでは事故直後のデータをフォローしていないので、放射能に対して感受性の強い一歳や 
二歳の子どもが、事故後一~二年後まで受診しなくても大丈夫だといいきれるのか」 

しかも、福島ではエコー写真を見せてもらうこともできないし、県内でセカンドオピニオンを仰ぐことも困難なのだ。 
それは「検討委員会」の座長・山下俊一福島県立医大副学長が、全国の日本甲状腺学会員あてに 
次回の検査を受けるまでの間に自覚症状等が出現しない限り、追加検査は必要がない」というメールを送っているからだ。 

こうしたやり方に一人の甲状腺専門医は批判的だ。 

「従来の理論では、一~二年ですぐに嚢胞やしこりは大きくならないかもしれない。 
しかし、あくまでもそれは『これまで普段見てきたもの』を基準にした場合です。原発事故が起こった今、 
『今まで見たことがないもの』を見ている可能性がある。従来の基準が絶対とはいえないのでは」 

この記事は重要な問題を告発しているのだが、残念ながら取材が緩いために読んでいてインパクトが弱い。 
母親が仮名なのは仕方ないとしても、郡山の子どもに甲状腺異常を発見した北海道の内科医の名前が出ていないのはどうしたことなのか。 
こうした記事を書く場合、信憑性を担保するためには実名が必須である。内科医は実名を出すことで何か不都合なことでもあるのだろうか。


名無しさん@12周年sage2012/02/23(木) 19:58:38.85ID:pFzG3ZL70(5)

甲状腺癌のピークは子供で5年、大人で10年だけど、乳幼児のデータはないからな。 
山下が福島で必死に避難を阻止したから垂涎のデータが得られると。

そういうことですね。乳幼児の子供甲状腺は、一層小さい。
とんでもなく、恐ろしい話ですね。

【録画配信】120223 週刊文春に掲載された、北海道への自主避難者のお子さんに甲状腺異常が見つかったことについての記事に対する、抗議の会見





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