原発事故後に、#宮城 #福島 #さいたま #新潟 で出生数÷死亡数の数値が前年よりも大幅に悪化したという統計情報。




シェア
このエントリーをはてなブックマークに追加


非常に深刻ですね。恐ろしい。
西日本が数値が改善している傾向に対して、東日本の悪化が一目瞭然です。

○ポイント
・出生数と死亡数の比較による、人口増減。この割合を、前年と比較。
・妊婦の移住により出生数が減少した可能性はもあるが、宮城は増加。

この点に、注意して見て下さい。


下記より引用

速報 〉〉出生数が死亡数の半分以下になってしまった県が出た。「うがらまけじ」指数。11月、人口動態の瞬間風速は今!!


□掲示板の筆者が抽出した都道府県。
出生数を死亡数で割り算した値を2010年11月と2011年11月で求め、その比率の増減を算出した。
「('10年―'11年)+100)」とは%の差に、100を加算した数値。100より多いとき、2010年11月よりも「出生数/死亡数」の比が改善したことを示す。
90よりもすくなかった県と大都市は4つあった。

宮 城 県;  63,
福 島 県;  88.6、
さいたま市;  73、
新 潟 市;  87.5

(10年度の出生数÷死亡数)-(10年度の出生数÷死亡数)+100
この値が100より小さい場合、人口が前年よりも減少していることを示しています。
その中でも、90より小さいもの(特に減少が著しい)をピック・アップしたのが上記4つです。

宮城県では、出生数、死亡数どちらも増えているのだが、死亡数のほうがさらに増大が大きかった。
福島県、さいたま市、新潟市では、出生数自体が減少したし、死亡数も増大した。

2011年11月 _ 出生数 _ 死亡数 _ 生/死*100
宮 城 県 _ 1608 _ 3297 _ 48.8
福 島 県 _ 1234 _ 2166 _ 57
さいたま市 _ 808 _ 730 _ 110.7
新 潟 市 _ 533 _ 731 _ 72.9

2010年11月 _ 出生数 _ 死亡数 _ 生/死*100
宮 城 県 _ 1572 _ 1832 _ 85.8
福 島 県 _ 1340 _ 1959 _ 68.4
さいたま市 _ 987 _ 717 _ 137.7
新 潟 市 _ 552 _ 646 _ 85.4
減少が著しい都市のうち、さいたま市は、依然として増加。
特に、宮城の著しい死亡者数の増加が見て取れる。

宮城県は、出生数が増加していますので、妊婦の移住による減少が主因とは言えません。

□以下、一覧。

(出生/死亡) ①('10年-'11年)+100 ②2010年11月 ③2011年11月
11 埼 玉 _ 91.1 _ 105.3 _ 96.4
12 千 葉 _ 96.6 _ 98.8 _ 95.4
13 東 京 _ 95.1 _ 102.9 _ 98
14 神 奈 川 _ 93.2 _ 109.5 _ 102.7


首都圏のみ抽出しましたが、出生数-死亡数が大きく悪化しています。
高齢化の可能性も、もちろんあるかとは思います。

が、埼玉県の著しい悪化が目につきます。



(出生/死亡) ①('10年-'11年)+100 ②2010年11月 ③2011年11月

全 国 _ 99.1 _ 85.3 _ 84.4
01 北 海 道 _ 98.9 _ 71 _ 69.9
02 青 森 _ 107.3 _ 53.8 _ 61.1
03 岩 手 _ 95.2 _ 56.4 _ 51.6
04 宮 城 _ 63 _ 85.8 _ 48.8
05 秋 田 _ 104.4 _ 41.7 _ 46.1

06 山 形 _ 100 _ 57.2 _ 57.2
07 福 島 _ 88.6 _ 68.4 _ 57
08 茨 城 _ 97.2 _ 76 _ 73.2
09 栃 木 _ 99.5 _ 76.9 _ 76.4
10 群 馬 _ 99.4 _ 75.3 _ 74.7

15 新 潟 _ 98.8 _ 64.9 _ 63.7 
16 富 山 _ 105.7 _ 61.6 _ 67.3
17 石 川 _ 103 _ 78.9 _ 81.9
18 福 井 _ 99.5 _ 81.6 _ 81.1
19 山 梨 _ 104.5 _ 67.8 _ 72.3
20 長 野 _ 99.1 _ 68.9 _ 68

21 岐 阜 _ 100.9 _ 77.8 _ 78.7
22 静 岡 _ 106.1 _ 84.4 _ 90.5
23 愛 知 _ 98.2 _ 115.2 _ 113.4
24 三 重 _ 100.2 _ 78.7 _ 78.9
25 滋 賀 _ 110.4 _ 108.7 _ 119.1

26 京 都 _ 103.7 _ 84.7 _ 88.4
27 大 阪 _ 97.2 _ 95.9 _ 93.1
28 兵 庫 _ 102.7 _ 86.5 _ 89.2
29 奈 良 _ 101.1 _ 78.8 _ 79.9
30 和 歌 山 _ 105.4 _ 57.4 _ 62.8

31 鳥 取 _ 112.8 _ 60.2 _ 73
32 島 根 _ 98 _ 62.6 _ 60.6
33 岡 山 _ 110 _ 72.5 _ 82.5
34 広 島 _ 103.6 _ 87.6 _ 91.2
35 山 口 _ 98.8 _ 63.2 _ 62

36 徳 島 _ 108.2 _ 56 _ 64.2
37 香 川 _ 113.7 _ 66.1 _ 79.8
38 愛 媛 _ 106.1 _ 64.4 _ 70.5
39 高 知 _ 102.4 _ 53 _ 55.4
40 福 岡 _ 101.6 _ 94.1 _ 95.7

41 佐 賀 _ 104.8 _ 78 _ 82.8
42 長 崎 _ 113.2 _ 70.3 _ 83.5
43 熊 本 _ 108.6 _ 78.6 _ 87.2
44 大 分 _ 105.6 _ 68.5 _ 74.1
45 宮 崎 _ 112.4 _ 84.5 _ 96.9
_
46 鹿 児 島 _ 109.5 _ 70.3 _ 79.8
47 沖 縄 _ 110.3 _ 176.7 _ 187


津波被災地を比較すると、岩手の減少に対して、宮城・福島が減少していることが分かります。
埼玉・宮城に関しては、さいたま市・仙台市の悪化が、県全体に波及した可能性があります。


20大都市(再掲) _ 生/死*100
東京区部_ 98.8 _ 101.5 _ 100.3
札 幌 _ 94.6 _ 97.1 _ 91.7
仙 台 _ 90.5 _ 127.7 _ 118.2
さいたま_ 73 _ 137.7 _ 110.7
千 葉 _ 98.8 _ 108.1 _ 106.9
横 浜 _ 93.6 _ 110.5 _ 104.1
川 崎 _ 98.1 _ 147.4 _ 145.5
相模原 _ 94.1 _ 115.8 _ 109.9
新 潟 _ 87.5 _ 85.4 _ 72.9
静 岡 _ 105.5 _ 79.6 _ 85.1

浜 松 _ 109.3 _ 102.4 _ 111.7
名 古 屋_ 99.8 _ 97.4 _ 97.2
京 都 _ 104 _ 85.7 _ 89.7
大 阪 _ 97 _ 88.9 _ 85.9
_ 98.1 _ 96.8 _ 94.9
神 戸 _ 116.3 _ 75.4 _ 91.7
岡 山 _ 98.5 _ 99.6 _ 98.1
広 島 _ 93.8 _ 125.2 _ 119
北 九 州_ 114.1 _ 73 _ 87.1
福 岡 _ 90.9 _ 141.5 _ 132.4


□元データ
2011年11月
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.dotoGL08020103_&listID=000001085430&requestSender=dsearch
2010年11月
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.dotoGL08020103_&listID=000001071995&disp=Other&requestSender=dsearch



人口減少社会の中で、一概には言えない面はあるかと思います。
無論、県ごとに人口数が異なるので、一概の比較が正しいとも言えないと思います。

ただし、りそな銀行が人口動態の変化を指摘していることを考えると、非常に意義のある比較と思います。

最初に抽出された4つの都市、特に宮城県の死亡者数の増加は、人口規模を考えても気になります。11月ということで、寒さの影響は、まだほとんどありません。




シェア
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事・:


0 件のコメント:

最近の記事も是非どうぞ