愛知・静岡沖合のメタンハイドレード採掘で、地震誘発の危険性が指摘されている。北海道大の島村氏、直下型地震を予知する根拠はない。




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驚きとというか何と言うか。
指摘があるなら、検証しろよ。またこいつ等は、何かあってから、想定外か!?
 問題は掘る場所だ。愛知県渥美半島の南方沖70~80キロは東部南海トラフと呼ばれる海域。南海トラフは西日本などが乗ったユーラシアプレートの下に、南からフィリピン海プレートが年数センチずつ潜り込んでいる場所を指す。静岡県の御前崎沖から高知県の足摺岬沖まで、総延長は約670キロに及ぶ。

 南海トラフでは過去に大地震が多発した。代表例は1707年の宝永地震。東海、東南海、南海の連動型で、これまでの研究で規模はM8・4~8・9といわれたが、最近ではM9・1~9・3だったとする説を静岡大の石川有三客員教授が発表している。ほかにもM7級の東海、東南海、南海の各地震がたびたび起こってきた。

最悪やん。
東海地震が入ってるやん!

武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)は、「人造地震」の危険性を指摘する。

 「掘削が直接、大地震を引き起こすことはまずない。しかし、すでに蓄積された地震エネルギーを刺激し、誘発することはあり得る。80年も地震がなかった米コロラド州では1962年、圧力をかけた地中への廃水処理が地震を頻発させた。2004年の新潟中越地震は天然ガス田での作業が引き金を引いたという説もある。南海トラフは大津波をともなう地震を起こす場所だけに、慎重に検証すべきだろう」

(中略)
前出の島村氏は「あらゆる危険性を想定して、自然に影響を与えない方法を考えるべき。福島第1原発事故は『エネルギーありき』の姿勢が招いたが、その反省がない」と苦言を呈した。発電用のエネルギーを確保することは重要だが、慎重な調査も必要だ。

エネルギーは十分に蓄積されております(==;)
慎重にやってくれ!!!浜岡の防潮堤(微妙やけど)も強度よく分からんし!

中越地震もそんな説があったのか・・・
少し調べてみました。



(中略)
それだけではない。ここでは、経済産業省の外郭団体である地球環境産業技術研究機構が主体となって、2003年から、新潟県長岡市の地下約1100mに二酸化炭素を圧入する実証実験をやっていた。大量の二酸化炭素を地中に圧入する「実験」が行われていたのである。

圧入は2003年7月7日に開始、その年度は20トン/日で、2004年度は40トン/日で圧入した。その後、二酸化炭素供給工場の定期点検・整備や二酸化炭素の供給逼迫期の圧入休止、それに新潟県中越地震による圧入中断(2004.10.23~12.6)はあったものの、2005年1月に実験を完了した。1日に20~40t、約1年半かけて、合計10,405トンもの大量の二酸化炭素を地下深部に圧入したことになる。
(中略)

 この実験期日からいえば、実験開始から1年後に新潟中越地震が発生したことになる。この圧入井戸は震源(壊れはじめの地点)から20kmしか離れておらず、地震学的には、ほとんど震源の拡がりの中にある。 

さて、そうなると冒頭の小田実さんの怒りも「邪推」として退けていいか心配になってくる。阪神淡路大震災の少し前に工事をしていた明石海峡大橋では、主橋脚のひとつを海中で作っていた。海底に穴を開け、岩盤をさらに掘り進んで橋脚の基礎を作っていたはずだからである。 橋脚は兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)を起こした野島断層から決して遠いところではなかった。

【追記の追記】:そして2007年に起きて、柏崎刈羽原発に甚大な被害を引きおこした中越沖地震も、この井戸から、(中越地震とは反対向きに)やはり20kmしか離れていないところに震源があった。

ダムで地震は、ダムを調べているときに見たけど、ガス田でもあるとは。
地盤に圧力がかかるという点では共通してるよなぁ。
中越・中越沖地震でも指摘されとるやん!経産省は、無視かい!

ちょっと気になった記事を発見。

信濃毎日新聞(長野) 「予知頼り脱し防災の備えを 恐れていた直下型地震」 2004年10月25日号朝刊 予備




◆部分文字お越し
実は、直下型地震を予知する観測体制はない。また地震を予知する学問的な根拠もない。
(中略)
東海地震だけは予知できると、という政府の強弁が崩れつつあることを私は「公認『地震予知』を疑う(柏書房)で指摘したことがある。

最初から、直下型地震の予知なんて無理ということですね。

経産省の失地回復もあるんやろうなぁ・・・国産エネルギーは確かに欲しい・・・
でも、メタンハイドレード採掘は、慎重にやって欲しいです。

東海原発の防潮壁などの対策をきちんと、とってからでもええんやし。




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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

メタンハイドレードは日本海側に多いそうですね。
地震の巣に穴を掘ったら地震は必ず起こる。
地震の巣に穴を掘るのはバカだ。

地震予知ができない?
3000億円も使って今頃できないって?
今も100億円の予算ついてるんだろ?

地震予知ができないことにして、地震のせいにして原発を爆発させるつもりなんじゃないのか?
九電、北電、関電が必死になって原発を稼働させようとしてるのは、地震で原発を爆発させて日本を転覆させようと考えてるからではないのか?
みんな地震が来ると言ってるのに、九電、北電、関電は、必死になって原発を再稼働させようとしている。
日本を転覆をさせようとしてるしか考えられないけどな。
利権だけじゃないだろ?

port さんのコメント...

>匿名さん
メタンハイドレードは太平洋側が多いですね。
http://www.imart.co.jp/japanmethmap.jpg

>地震予知ができない?
>3000億円も使って今頃できないって?
>今も100億円の予算ついてるんだろ?

この問いかけ、私も物凄く思います。
いざ原発が大爆発して、てへへって地震学者はなめてんのかなぁと(北大の島村さんなど、素直な方は除きます)。

結局、あのバカ学者の意見がベースになってインフラ整備してる訳ですから、津波の可能性のある海岸沿いの地域、全てのインフラを見直す必要があります。

スーパー無駄遣いです。
おまけに、東北の津波地域に同じようなインフラを作り始めた地域もあるようです。

バカみたいな話ですね。

最近の記事も是非どうぞ