鹿児島県の九州電力川内原発が、杜撰な設計と虚偽の説明で違法との指摘。取水口と排水口が近接していて、異常な高温。



気になったので記載。
温排水が、循環しているとなると、温度は相当高いはずです。
原発「温排水」 知られざる脅威川内原発では九電のインチキが露呈 予備
「温排水」とは

 原発の炉内を循環した冷却水は高温となるため、さらにパイプを通して海水で冷やす。この海水を吸い込むのが「取水口」で、役目を終えた海水を再び海に出すのが「放水口」である。
 そして、原発から放出される海水を「温排水」という。"温められた海水"ということだが、ただ温められたというだけではない。原発内で発生した放射能まみれの「液体廃棄物」を混ぜてたれ流しているからである。

管理人のうろ覚えでは、原発のエネルギー効率は3分の1と非常に悪く、発電出力の3分の2を捨てています。つまり、100万KWの原発であれば、200万KWのエネルギーを海に捨てています。

もしも異常に高温な排水を再度、取水した場合、さらに高温になることは、容易に考えられます。




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 この点について、川内原発について、綿密な調査と研究に基づきその危険性を訴え続けてきた鹿児島市の出版社『南方新社』代表の向原祥隆氏は、かつて自らが発表した一文をもとに次のように解説する。
 
 「私は、『反原発・かごしまネット』の一員として平成19年2月から、毎月1回の海水温調査に参加しました。
 九電はかねてより「発電所から出る温排水の温度上昇は7度以下」とか「海水温度が1度以上上昇する範囲は、ほとんどが沖合い2km内外」とホームページ等で発表していましたが、調査の結果、驚くべき事実が分かったのです。

 1点目は、『温排水の水温上昇は7度以下』と言いながら、実は周辺環境より平均8.5度、最高10度も高温化した温排水を放出していたこと。

 2点目は、取水口の温度が高かったことです。周辺環境より平均2.5度も高く、これで、"温排水の再循環"の実態が浮かび上がったわけです。

これは、温排水が九州電力の想定よりも極めて高い値が出ていることの証明です。
加えて、取水口から取り込む水の温度が上がっていれば、さらに温度が上がることになります。


取水口の水(周辺よりも高い↑)→温排水(想定よりも高い↑)→取水口(温度が高くなる↑↑)



甲9号証.JPGのサムネール画像
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 九電の調査結果が、正式に鹿児島県に報告されたものである以上、次の三つの問題点が浮上するのです。
 
①3号機増設計画での九電の説明は、1.2号機の温排水の拡散範囲は「2km内外」だった。虚偽の事実に基づく説明は、違法な環境影響評価書の手続きを示す。
実際は恒常的に「2km」を超えている。はるか7km南まで拡散した事例もある
温排水の温度上昇の原因は、温排水の再循環である。再循環は3号機の環境影響評価には考慮されていない」。


何を考えて設計しているのでしょうね。
コストカットでこうなったとは、思いますが。割愛しましたが、サメの漂着や、潜水したところ色とりどりの熱帯魚・いないはずの魚が多数いる。と記述されています。

原発とは、環境破壊以外のなにものでもないですね。

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