東芝が原発事故と円高で追い込まれて、下請けいじめを始めている。


東芝、酷いですね。それだけ、追い込まれているということでしょう。
2012年03月22日14時00分 提供:週刊実話


 複合的な要因で日本の名だたるメーカーが苦戦を強いられるなか、もっともヤバイと噂される企業がある。
 「東芝ですよ。『原子力』を経営の柱の一つと位置づけ、福島第一原発の原子炉も手がけていましたからね。今までのように“原発販売”を続けることは困難で、今後の経営方針を見直さざるを得ないほど追い込まれています」(経済誌記者)

会社の履歴書【3】東芝西田厚聰 3兆円投資の勝算 4日経ビジネス 【プロフィール】 バックナンバー2009年6月29日(月)

少し古いですが、東芝は、現在の西田会長が社長のときに、半導体と原子力の二部門を自社の中核事業として位置づけました。

アメリカのWH(ウエスチング・ハウス)の買収に約54億ドルを投入(Wiki参照)。
カザフスタンと関係を深めウランの調達も進めるなど、積極的に動いていました。

○プラント建設→ウラン燃料提供→アフターサービス
(WH買収など)(WH買収・カザフなどと提携)(WH買収など)

これだけ経営資源を投入した原発事業が、福島原発事故の爆発で原発事業が不透明となり、追い込まれているという訳ですます。


 これに加えて、その後の急激な円高が東芝の業績悪化に拍車をかけており、同社の行く末を心配する声も囁かれ始めたという。


 こうした円高の影響を少しでも減らすべく、今年1月、一部の取引先を対象に、東芝の“支払い条件”の変更が密かに行われていた。
 「東芝は、日本国内の複数の取引先を相手に昨年11月ごろから『支払いをドルにさせてほしい』との交渉を進め、実行に移しています。内部に滞留している大量のドルを円に替えてから支払うと損が発生するため、そのままドルでの支払いを実行したいというわけです」(関連企業関係者)
 これをやられると、円高による不利益はすべて下請けが被ることになる。さらに、ほかの大手メーカーもこの動きに追随するようになれば、中小企業はさらなるダメージを受けるだろう。

何が悪いか言うと、企業経営にとって為替変動はリスクであり、それを背負う側は、銀行で為替予約を行ったり、デリバティブを用いて、リスクを軽減する必要がでてきます。

急激な為替変動による業績悪化を防ぐためで、これを東芝が押し付けようとしているわけです。

円安になればいいという、意見があるかもしれないですが、円高に備えて各種対策を取る際に、
銀行や証券会社から手数料を取られるので、期待値としては損になります。とんでもない悪徳企業と思います。

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